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お酒で自由を手に入れる

会社の人達とビアガーデンに行った。
「これが噂に聞くビアガーデンね」と少し感動した。何事も“初めて”って素敵だ。

私はお酒が飲めないが、特有の開放感は理解できた。感覚としてはサウナに近いんだろうな。
暴力的な暑さを凌いだ先にある、目の前の視界が開ける感覚。同じ飲酒スペースでも、地下の居酒屋とは全く感覚が異なった。

人がお酒に求めるのは“味”では無く、お酒を飲むという”行為“事態なのでは無いか。
仕事や生活で抑圧された物を解放する1つのトリガーとして飲酒が存在する。普段求められる姿と相反していても、お酒の魔力で何となく赦される。飲酒は自由のメタファーであり、飲酒を通して自由を手に入れている。

自由のメタファーになり得る物って何があるのだろうか。そう考えるとあまり思い浮かばない。自身の脳裏によぎるのは、依存症を引き起こす恐れのある物達だ。

人は誰も自由を手に入れたい。過度な自由への渇望は、依存症という形で身を滅ぼす。

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