日曜の朝

天気はいいが、出勤

駅のホームは、がらんといている

電車がご同朋を運んでくる

ドアが開く

目の前のシートに

ごろんと横たわる男

気持ちよさそうに眠っている

世間の眼やコロナの刃も

今この瞬間の彼には無力だ


どれだけ泥酔していても

ぼくにはきっとできない

あの幸せを味わうことはできないのかもしれない

トランプなら、弱虫と呼ぶだろう

呼ぶがいい

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