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周りの成功に焦る気持ちが芽生えたら

20代後半になってくると、仕事で一定の成果出し始める人がいます。

人によっては、メディアに取り上げられるようにもなってきます。

本業以外にも副業だったり、投資だったり、家庭だったり、趣味だったり。

積み上げてきた小さなことが実になってくるタイミングとも言えるかもしれません。

一方で成果が頭打ちになり、なんとなく行き詰まりを感じてくる人もいるでしょう。

  • 5年も頑張ったけど成果がでない

  • 周りに置いてかれてる気がする

  • あの人は転職に成功した

  • 自分も何か始めないといけない

そんな風に焦りを感じている人もいるかもしれません。

どのような理由であれ、何かを始めるのは良いことだと思っています。

ただ、焦りだけが行動原理になってしまうと、何をやっても上手くいかないケースに陥ってしまうこともあります。

実際、「久しぶりに会った友人の年収を聞いて差を感じた。年収アップを目的に転職したけど、働き方が合わなかったり、QOLが下がった」といったケースや

「副業で簡単に稼いでいる友達の話を聞いて、色々やってみたけど、上手くいかない。副業をやる中で本業への熱も下がった。けれど、副業を本業にするほど熱はない」

などのケースも見られます。

また転職にしろ副業にしろ、偶然短期的に、上手くいくこともあります。

けれど途中で壁にぶち当たり、同じような停滞感に悩まされることも少なくありません。

なので、もし周りとの差から焦りを感じたり、誰かの成功を見て、「何か始めないと!」と焦りを感じたときは、ぜひ立ち止まって『自分が目指しているのは何か?」に向き合ってほしいなと思います。

長期的で本質的な意味での成功は、続けることでしか得られません。短期的に幾つも別のことで成功している人にしても、「短期的な成功」を、長期的に成功させているに過ぎません。

けれど、これは短期的な成功に必要な素質を持っているから成し得ること。人によって長所は異なります。

だからこそ、「他人はこうなった。自分は本当にそれを求めているのだろうか? たとえば、年収や名誉、人脈等を得られたとして、自分はそれを何に使うのか? そうして得られたものは、本当に自分が手に入れたいものだろうか?」と自問することが大切です。

そしてもし本当に手に入れたいものだと分かったら、「その手に入れたいものを手に入れる手段は何があるのか? 数ある手段のうち、自分に合った手段、成果が得られなくても続けられることは何か?」を考えます。

このプロセスを経て初めて、自分の考えに基づいた行動が決まります。

これを考えずにいると、ちょっと失敗したときに、すぐ挫折してしまいます。

一つの成功を手に入れるためには、100の失敗が必要になります。

もちろん、パッと行動することも大切です。

けれど、行動はしているけれど、得たいものが得られないときは、自分に当てはまらない成功方法に依っているのが原因かも知れません。

同じことをしていても、手に入れたいもの、目的は異なります。

だからこそ自分の意見を大切に歩みを進めてくださいね。

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