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【きよしこの夜 プレゼン・フォー・ユー!】を読んでの感想とほんの少しの考察

【きよしこの夜 プレゼン・フォー・ユー!】
~お客様の中にサンタはいらっしゃいますかSP~

このコミュについて感想と、考察を少しだけやっていこうと思う。間違ったことも言っているだろうし、だらだらと感想を述べていくだけになると思うので、最初の自分なりの解釈だけでも目を通してくれたら幸いです。

~この後ネタバレ、本編を読んでいないとわからない点があります、お気を付けください~






今回のコミュで気になった点についての解釈

・まず初めに、今回のコミュで気になった点の自分なりの解釈を書いていこうと思う。

・アイドルの正体とは

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 社長の過去に登場するアイドルの正体について、はづきさんの可能性はあるのか、と思った人もいるのではないかと思う。これについて、私は違うのではないかと思う。普通にコミュを見ていれば性格がだいぶ違うことから別人だろうと思うだろうが、過去の回想を見るに、マスコミも大勢来るほどの海外進出を駄目にしてしまった天井社長はおそらく、いろいろと世間から言われただろう。283プロの再出発までにそれなりの時間がたったのでは?おそらくはづきさんの年齢とは合わない気がする。
 もう一つ、神社で社長がなんでここにいるかと聞かれ、「約束があってな…」と答えるのだが、これはアイドルとの約束を、この場所で待っているのだろう。おそらく過去のアイドルとはこの神社でのやり取りを最後に分かれており、その際戻ってくるまで待っているなどの約束をしているのではないか、だからまだ再会していないと考えられるため、別人だと考えられる。

・サンタ騒動のとはなんだったのか
 まず混線してきた無線についてなのだが、これは実は過去に社長がスタッフに対して行っていた無線の内容と一緒だ。
「――……トナカイ………マワシテオク……」
「このあと中一日で予備のネタも回しておく」

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ほかの無線のセリフも、過去の社長が行った無線と同じものしか出ていない。
では、なぜ混線してきたのか。これについては不思議な現象としか言いようがない、過去にとらわれる社長の思いを断つため、過去のアイドルの思念、願いのようなものがクリスマスの奇跡として実現してのか。この世界では、これまでのコミュでも不思議な現象が起こっているのでこのようなことがあっても不思議ではない。

 次に神社にいた社長について、これは社長が約束を果たすため、毎年神社に訪れているのだろう。去年のイベントでも登場しなかったことから、神社に行っていたと考えられる。だが、この時あさひ達が出会った社長の、「もう少ししかいられないが」というセリフに少し引っかかった。ただ用事があるだけ、あんまり長くは居ないってだけかもしれないが、社長の残留思念、もしくは「クリスマス・キャロル」でいうところの「過去」の可能性もあるのではないかとも思う。

 最後に増えたプレゼントについて、これはエンディングではづきさんがメールで私が入れた社長へのプレゼントだと言っているのだが、タイミングと目的がが少し不思議だ。プレゼントはプロデューサーへの企画書と、19個の視聴者プレゼントだ。だから空港に運ぶのはわかるのだが、社長は空港にはおそらく来ていない、一緒に運ぶ理由がない。途中社長が来ている神社によることがわかっている、なんてことがない限り。それとタイミング、明らかに言うのが遅すぎる。おそらく番組の収録も終わって、撤収した後に送られてきたのだが、企画書も視聴者プレゼントも空港で回収されるため、プレゼントが多いことに気が付かなければすべて回収されるのでは?
 これは、今回の騒動にはづきさんが一枚かんでいた可能性もあるのではないかとか思ったりもする。



各コミュの感想とか

この物語、主人公は3人いると思っている。社長と、あさひと、冬優子。この3人それぞれに焦点を当てている場面がある。

・OP
社長の語りから始まるが、冒頭のスクルージ翁の下りは、「クリスマス・キャロル」の内容だ。この話と自分の過去を重ね合わせたのだろうか。これから語る社長の過去の未練がそう見えたのかもしれない。

社長の語り口、渋くていいですね。

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ここの三峰めっちゃファン目線じゃん

・1話

順調に進んでいく番組だが、突然入った無線、危ないトラックなんかが出てきて少し不穏な雰囲気となる。
突然のピアノのSEや困惑するまみみの様子にすごく不安をかきたてられる。
最後あさひのうれしそうな、「トナカイ」って台詞何に対していったんだろう。無線にしては反応が遅くないか?

・2話

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 危ない運転をしてるトラックに対して灯織が注意するの、一日署長のときの身についててさすがだなって思った。


・甘奈と果穂がバランスを崩してプレゼントを落とす。
プレゼントは全部で20個(21個)「そっちは10個って」台詞から袋2つに10個づつ入れて交代しながら運んでいるっぽい。

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灯織「ペース……少し落ちてきてる」って台詞に私のせいだと謝る甘奈、それに対してすぐにそういうことじゃないって言えるの、成長を感じていいね。

 それと、灯織は以前まで甘奈に敬称を付けていたと思うから、これまでに何があったのかとても気になる。
 果穂のスリップストリームは夏葉に教えてもらってそう。

・3話

過去回想の社長、今と変わらず少し威圧的というか、威厳があるね。

 ここでサンタに拘るあさひに面倒くさそうなまみみ

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ここの会話は『』になっているし、「そうなるように思われるのです」って台詞から、から脳内での想像の会話だと思う。

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駄目って言われると思ったっす。
なんか、わかるんすよね、


あさひはそういう経験がいっぱいあるんだろうな。


・4話

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ショートコントを見た感想が「こっちのバージョンにしたのか。」っていうの、プロデューサーっぽいというか、製作にかかわってる側の感想なのすごく良い。

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この口上?、すごく詩的で夏葉が考えてそう。


・5話

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ここからふゆに焦点が当たるのだが、運動能力抜群のグループに入って少し不満げな冬優子、純粋な善意で冬優子のことを心配して声を掛けに来る樹里。
今までかかわってきた人にこういう子っていなかったんだろうな。やさしい一等賞

過去の回想では、社長がアイドルに対して言う、「足に合わせるんじゃない、靴に合わせるんだ」って台詞が、過去の社長の方針を表している。

彼女のためだった、売れることが彼女を生かした
女優志望を退け、ダンスを強いそれに答えた、彼女は生きた
彼女の希望に添える道を探したミュージカル女優は答えの一つ、そのはずだった
それ以外にどうするべきだっただろう

なるべくアイドルの希望には沿いつつも、売れる選択をするために妥協する。
アイドルのやりたいことを優先するプロデューサーとは違ったプロデュース方針だ。多分相当敏腕ではあったんだと思う。


・6話

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ここのうさちよかめ、新しい可能性を感じた。ユニット外での絡みをもっとやってほしい。

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神社に来たあさひたち、タイムリミットが迫ってきてあさひに声を掛けたとき、
思ったよりすんなり受け入れたの意外だった。

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色々あさひに思うところはあるものの、しっかり意思を受け継ぐところすごくよかった。いつも飄々と何でもこなすあさひの、必死な姿に何か感じたのだろうか。


・ED

遅れた分を取り戻すために急ぐ4人。最初は余裕のあった4人だが、ゴールに近づくにつれ体力に自信のあるとはいえ息が上がってくる。

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特にきつそうな冬優子に、2人に任せてゆっくり行こうと声を掛けるが、それでも走るという冬優子。以前の冬優子ならいつもの『ふゆ』であきらめると思ったが、メイクを崩してまで必死に走る。あさひにああ言ったのもあってかあきらめない気持ちが伝わってきてすごくよかった。


それでも間に合わずに時間が来てしまう。真乃はプロデューサーにもう行くように言うわけだけど、言い出すのすごくつらかったろう。

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そして、プロデューサーの「人助けもしてたし、ルールをゆるくしようかと思ったけど、なしだよな?」って質問に、一瞬悩んで即答する真乃。
 たとえ間に合わなくてもみんなの頑張りを無駄にしたくないって気持ちが真乃らしくてすごく良い。真乃は意外とものをはっきり言える子だと思う。

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 そのあとのこの選択肢、これを我々に押させるのがすごく憎い演出。ものすごく待ってあげたいんだが行かなければいけない。押しづらい。
みんなに見送られるわけだが、ここであさひだけが黙って状況を見守っている。今のあさひには状況がいまいちわかっていなかったのかもしれない。

遅れて到着した4人のやり取りがまた良くて、最初冬優子を姫扱いしていた咲耶だが、走り終えてからの扱いだったり、

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冬優子にインターハイとかの決勝戦終わったみたいな顔って言ったら、樹里が少し微笑むところ。

 そして、全員でアイキャッチ

<プレゼン”ト”・フォー・ユー>

社長にプレゼントを渡しに行くあさひたち、

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ここでおそらく、『みんな待ってる』っていう意味を理解する。サンタのことを待ってた私のことを待ってる。みんなに迷惑をかけていたことに気が付いたが、誰もそんなことは気にしていない。それに私たちも信じたから連帯責任だと。

・過去のことを考えている社長のもとにあさひ達がやってきた。

何が正解だったのか――
答えを求めて私は283プロを再出発させた
そして、この夜が来るたびに答えは得たのかと、過去の幽霊がやってくる――

――しかし、それも
このクリスマスで最後かもしれない

ここであさひ達に飛行機に乗ったプロデューサーからメッセージが届く。
「みんなのやりたいこと、しっかり実践していこう」

彼女たちが見上げるこの空に、ようやく答えが見つかりそうだから

社長は、過去の過ち自分が見つけられなかった答えを、プロデューサーに託した。

お前ならばきっと……
メリークリスマス、素敵な夜になったよ、諸君。

最後の諸君っていうのは私たちに対してのメタ的発言なのかアイドルみんなに対してなのか。

・終わり

今回の走者

ーーーーー走者ーーーーーーーチーム名ーーーーー解説ーーーーー
真乃、霧子、甜花      ピーちゃん   青春ジャージ  鳥居3
灯織、果穂、甘奈      一番星     マリア
小鐘、千代子、愛依     うさちよかめ  ヘルメス
千雪、なつは、結華     青春ジャージ  ピーちゃん     2
まみみ、凛世、あさひ    マリア     一番星     1
めぐる、咲耶、樹里、冬優子 ヘルメス     うさちよかめ


・軽くまとめようと思っただけなのだが、めちゃくちゃ時間かかってしまった。
 今回のコミュを見終わったとき、まるで映画を見終わったような満足感があって、シャニマスのコミュのすばらしさを改めて知った。一周だけでは理解しきれなかったところなんかを見直したときに発見するんだけど、わかった時の鳥肌がすごい。
 ただ楽しいだけじゃ終わらない、すべてを語らず考える余地を残してくれたりと、プレイヤーの楽しませ方をわかっている。

・ユニット外との絡みもだんだん増えてきて、だんだん依然見られなかった関係性がみられてきて、これからがとても楽しみだ。


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