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霊獣徹底攻略/大会編

割引あり

noteでははじめまして。コザックーと申します。今回は『TERMINAL WORLD』発売直後のCSにて使用し、準優勝する事ができた「霊獣」デッキについて解説記事を書きました。

霊獣は太陽CSにて私が準優勝し、同日に開催されたつりおCSでも準優勝と、ポテンシャルを秘めたデッキだと認識しています。

霊獣の基本的な知識は前回のブログに記載してありますので、まずはそちらをご覧ください!

また、私自身の紹介としては、霊獣を9年前の発売当初から愛用し続け、店舗予選やWCS2019のブロック代表決定戦に持ち込んでいた経験もあります。
今回と前回のブログにはその頃からの今までの知識を詰め込んだつもりです。

本noteではCSで使用したデッキレシピの解説と詳しい展開の解説などを行います。
ほぼ全文無料で読んでいただく事が可能ですが、最後にいくつかおまけを用意していますので、無料部分の内容にご満足いただけましたらご支援いただけるととても嬉しいです!


デッキレシピ

太陽CSで私が使用したレシピはこちら
一本目は全て取る事ができました。

次にチームメイトのしのぶさん考案のレシピ
(同日開催されたつりおCSで使用されたレシピ)

この方はYCSJ_名古屋2023で優勝された方です。
実績のあるとても強い方にも興味を持っていただけました…!
喜ばしい限りです!!!!

結論から言ってしまえば、後者のメタ読みの方が正しかったです。
特に環境での「アーティファクト・ロンギヌス」の評価の高さと、その解答としての「墓穴の指名者」の採用は今後の主流となると思われます。

デッキ評価の再認識

先行盤面自体は捲られやすい
霊獣はあえて分類するなら「展開系」デッキではあるものの、先行で盤面を形成してそのまま勝ちというデッキではありません。

超融合、拮抗勝負を重く受けてしまう場面がどうしても来てしまう
なるべくケアして動きたいところですが、相手の誘発によっては受けざるを得ない盤面で返す事も多いです。
先行展開振り切りデッキとして見るには致命的な弱点です。

②妨害の質は高いものの、刺さりにくいデッキタイプも存在する
特に、連契による複数体破壊は強力ではあるものの、モンスターにしか触れないため有効に働かない対面も多いです。

・ラビュリンス等の罠主体のデッキ
・炎王等の破壊が妨害として有効でないデッキ
霊獣ギミックの他にもマスカレーナ、リトルナイト、バグースカといった妨害も選択できるため、対面に合わせて用意するものを決めていきます。

実は霊獣の展開には何の誓約もつかないため幅広い妨害の選択肢があります。
探せばいくらでも用意できます。

③総じて、妨害のみに頼らずリソース確保能力によって戦うデッキタイプである
この認識は変わらず。
デッキの考え方の主軸です。
霊獣の強みは主にここに集約されています。
更地にされてしまっても墓地リソースから「ノチウドラゴ」で対象耐性を付与した状態で「精霊レラ」の効果から展開をスタートできる動きが非常に強力です。
0から展開できるため、極論ターンさえ返して貰えば問題ありません。
妨害を吐く際もこれを意識していて、自身のリトルナイトでレイラウタリやノチウドラゴを除外するプレイも存在します。

後手評価の見直し
→霊獣ギミックによる後手の手数や捲りの手段が多い
霊獣ギミックのみでの手数は以下の通りです。
①長老による召喚権の追加
②精霊レラによる召喚権の追加+破壊耐性
③ノチウドラゴによる墓地からの展開+対象耐性

序盤に破壊耐性+対象耐性を用意しながら展開できるため、「R-ACE」を始めとした、妨害の中心が破壊や対象を取る効果のデッキに対しては強気に立ち回る事が可能です。

これらが通った後は次に繋げていきます。
④精霊レラによる展開
⑤「聖霊獣騎カンナホーク」による手数の追加
⑥ウィンダの自爆特攻によるレイラウタリを始めとした「聖霊獣騎」の出力

⑥ウィンダでの自爆特攻により展開ルートを大幅に省略できる
簡単な例
精霊獣カンナホークef精霊レラ除外ウィンダss
ウィンダで自爆特攻してレイラウタリをss
レイラウタリでバトルして1面処理
メインフェイズ2で精霊レラ回収nsから聖霊獣騎カンナホークで展開スタート

デッキ・EXデッキから召喚条件を無視したリクルートが行える化け物カード。
ウィンダの自爆特効が通れば、レイラウタリを出すリンク値4が丸々浮いた上で、融合カンナホークの展開準備まで完了します。
この動きが非常に強力で、後手はこの動きを意識したゲームメイクを行なっていきます。
反対に、霊獣と対面した場合はモンスターを守備で置き、自爆特攻させない事が定石となります。

①〜③の手札から起こせるアクション数を見ても、霊獣ギミックの重ね引きによる手数が非常に多い事がわかるかと思います。

これに加えて「ディメンションアトラクター」直撃のイージーウィンが加わるため、後手でも十二分に戦えるデッキとなっていました。

先行では①〜③全てが貫通手段となるので、強力な組み合わせ初動を有しているデッキとも言い換えられます。

先行展開時の考え方

無効系誘発、うららの受け
うららや無効系等の小粒の誘発に対しては、貫通手段が豊富で止まらない場合が多いです。
相手目線ではノチウドラゴの存在から早めに無効系誘発を切る必要があります。

長老やレラから入られた時点で貫通される事が確定するため、展開を止めるのではなく弱める目的で発動することになります。
反対にカンナホークやラムペンタ通常から入ってきた場合は、初動がそれのみの可能性が高く、すぐに当ててしまって問題ありません。
霊獣と対面したらさっさと初めの方に誘発を当ててしまいましょう。

「ドロール&ロックバード」への耐性
こちらも認識を改めました。
アトラクター、裂け目の採用によってドロバを始めとした各種誘発(墓地へ送って発動のもの)への耐性を実現しているのはもちろん
もし直撃しても
レイラウタリ+リトルナイト+ノチウドラゴ の盤面となり、1〜2妨害+リソースまで構えられることがほとんどです。
レイラウタリがサーチ1回分の役割を果たすため、成立すれば追加でリトルナイトまでは確定します。
使いを回収してns→キムンファルコス蘇生→リトルナイト(この時リトルナイトで墓地のキムンファルコスを除外しておくと良い)

余裕があれば連契を構える事も可能です。
継聖から入った場合であっても基本問題ありません。

ドロバをもらった時の展開例
盤面:レイラウタリ+リトルナイト+ノチウドラゴ


ノチウドラゴをキムンファルコスに変換可能
この時キムンファルコスがウィンダとウェンに分離可能なため、超融合を意識しなければリトルナイトの代わりにマスカレーナを構える事も可能です。

ニビルの被害を抑える
・精霊レラとノチウドラゴをなるべく温存する
・レイラウタリはなるべく正規召喚する
正規召喚したレイラウタリはノチウドラゴや使いで蘇生する事ができます。
長期戦に備え、なるべくリンク召喚で出力することを目標に展開します。
・カンナホークしか初動が無い+誘発の持ち方でニビルをケアできない時は墓地リソースを残す事だけ意識する
直撃してもカンナとニビルを1対1交換できた上でリソースが残ると考えればお得です。

超融合の受け
・なるべく盤面にカンナホークを残さない
サーチ回数を無理に増やしても、どうせ用意できるのは連契1回分です。
レイラウタリ+ノチウドラゴを構えた後は、マスカレーナorバグースカorリトルナイトを目指します。
レイラウタリ+マスカレーナが超融合を貰うケース(アースゴーレム)もあるため、リトルナイト直出しも手です。
リトルナイトは拮抗や二ビルケアも兼ねているため受けられる範囲が広いです。

・レイラウタリを正規召喚できていれば、自身を除外する選択肢も一考する。
無理に弾を用意したり分離したりすると、無駄に超融合を受けてしまいます。
自身を除外してもノチウドラゴで即帰還可能なので比較的狙える動きです。

拮抗勝負
・リソースを残す事を意識する。
ガイアペライオを出力できていればよいのですが、なかなかそこまで到達するのは難しいです。
レイラウタリ+ノチウドラゴ+リトルナイトのような盤面を目指し、被害を押さえることが主な受けになります。
拮抗を撃たれた時点でターンが帰ってくる事がほぼ確定するため、当初の目標は最低限クリアできているとも言えます。

①レイラウタリを盤面に残してノチウドラゴ+リトルナイトを逃がす。
②レイラウタリ自身を対象として妨害効果を使用
③エンドに帰還したノチウドラゴでレイラウタリを帰還
※またはノチウ×2で全員に対象耐性を付与

ニビルや超融合を意識した展開例
長老+カンナホークorラムペンタ
①最後まで撃たれなかった場合
盤面:2無効ガイアペライオ+カンナホーク
コストを1枚確保してからガイアペに向かっていますが、霊獣ネームが用意できていれば、キムンファルコスの直後のタイミングでガイアペライオを出力します。


②キムンファルコスとレラ使用後直後のタイミングで撃たれた場合
盤面:マスカレーナ+カンナホーク+連契
ガイアペやアポロウーサの裏目があるため、基本はここに撃つのがマストです。
ここで撃たれなければニビルは無いと判断して、①のガイアペではなく通常展開に移行するのも手です。

③分離直後のタイミングでニビル
今度はタイミングを変えた場合
ここでも②と同じ結果になります。
どこで撃たれてもここまでは最低保証で構えられます。

長老+カンナホークorラムペンタのような強い持ち方であれば、精霊レラやノチウドラゴを温存する事ができるので、比較的貫通が可能です。

除外下でのゲームメイク

・カンナホークで霊獣を2枚戻す
除外下ではむやみに分離をチェーンしてしまうと、ノチウドラゴの素材が足りなくなるといった事象が起こり得ます。
墓地に必要な霊獣の枚数は単純計算して次の通り
①序盤(ノチウドラゴ成立)に2枚
②キムンファルコスのコストに1枚
③終盤に精霊レラを含めた2枚(精霊レラを2枚以上用意できる場合はその枚数だけ追加)
以上計5(〜6)枚となります。
ニビルの受けを考え①の条件を早めに達成し、②の条件が揃う見込みとなってからノチウドラゴに変換していきます。

長老+カンナホークorラムペンタ(裂け目下)
除外下での展開
初めにカンナホークで霊獣カードを2枚墓地に戻し、ノチウドラゴの素材を確保してから展開しています。
最大盤面はレイラウタリ+ノチウドラゴ+リトルナイト+連契×2となります。

この展開では初めに連契を回収しているため、どこでニビルを撃たれてもノチウドラゴ+連契が確定します。
また、相手がニビルを撃つタイミングが遅くなれば、ノチウドラゴの分離先がキムンファルコスやレイラウタリになるため、盤面が強力になります。
リトルナイト着地まで眺めてくれたら最高です。
 
・リソースを残す事を最優先
除外が有効な対面であれば、こちらが用意する妨害はそれらの回答に対する回答のみで足りることとなります。
そのため妨害の数よりもニビルや超融合等の負け筋を受けない事を重要視しています。
例えば
裂け目を除外するリンク素材入りリトルナイトを成立させない為に連契を1枚用意する等

総括
ここまで上げた各種展開例による誘発ケアは、専用ルートを辿っている訳ではなく
「通常ルートをなぞるだけで自然と受けることができる」
という部分が非常にに大きいです。
どの誘発に対しても受けてから考えればよく、受ける前に専用に分岐させたり、盤面を弱くする必要がありません。
ニビルやドロバにビビって妥協盤面で返して負けては本末転倒です。

アーティファクト・ロンギヌス

負け
はあ

ロンギを受けてしまったら
主な対策枠は次が思いつきます
①マクロコスモスを始めとした永続カード(裂け目、魔封じ、カイザーコロシアム、スキルドレイン)で縛る
②三戦の号で通常罠を伏せる
③誘発で凌ぐ
基本は維持したらそのまま勝ちまで繋がる①を選択したいが、サイドにバック除去系のカードが多い場合は裏目になります。
逆に②はバック除去系に強くなる代わりに1ターンしか持たない他、罠の選択が難しいです。

号の候補としては異次元グラウンド、アーティファクトの神智、黒羊等が選択肢に上がります。

・リトルナイトorキムンファルコスを組める組み合わせは多い
継聖か長老が絡めば最低限リンク2までは到達できます。
最低限の妨害としてリトルナイトを出す選択肢や、除外下ではキムンファルコスを出してリソースを残す択があります。
除外下ではキムンファルコスを出しておけば、キムンファルコスが除去された際に除外に置いておく事ができるため、返しのノチウドラゴからキムンファルコス経由で使い+獣へ分離まで繋がることが可能になります。

採用カード解説

精霊獣

計7枚+4枚


初動となるカンナホークとラムペンタを3枚
展開に必須のアペライオを1枚としました。
この枚数は固定です。
使い側は召喚が中心となるためss誓約を気にする場面は少ないのですが、獣側は使いでssする事が多い為これ以上は枚数を減らせません。

・除外下ではラムペンタの仕事量が倍になる
一枚初動ではあるものの、普段は初動として数えるには余りにも心もとない存在でしたが、除外下ではラムペンタとカンナホークの評価が逆転します。
除外を一気に2枚も肥やしてくれるカードになる訳です。
メインから除外ギミックが5枚搭載されているため、ギリギリ初動にカウントできます。

・アペライオの小技
精霊レラに「墓穴の指名者」を撃たれないように、アペライオを引いていた場合は先に場に置いておくプレイがあります。
ダメスタに精霊レラを除外してうららを避けるプレイにも一考の余地あり。

使い

計6枚+4枚


長老3枚+ウェン1枚+レラ1枚
組み合わせ初動や貫通札として強力な長老は3枚。
ウェンとレラは展開で使う枚数として最低限の計2枚採用です。

・レラかピリカか問題
私がレラが好きだからこちらを採用している訳ではなく、ちゃんとした理由があります。
総枚数としては、ピリカまでの3種目を採用しても展開が伸びる事や貫通札としてゲームに絡む事もないため、レラとどちらか1枚の採用となります。
・ピリカの利点
①レラに比べて打点が高い
②リンク素材にした場合、ラムペンタのEXコストにできる
・レラの利点
①蘇生した霊獣(レイラウタリ等)がエンドに破壊されない
②アニマに変換できるという点
総評としてレラに軍配が上がりました。

・結局長老が一番強い
令和になってもおじいちゃんスタートが一番落ち着きます。
長老を盤面に置いた時点で手数+1であり誘発が貫通できる事が確定するため安心感が桁違いです。
精霊レラのおかげで、使い被り以外は全て許容できるくみとなりました。

精霊獣使い
レラ3枚+ウィンダ1枚
最強カードのレラはもちろん3枚。
レラレラですら初動になります。
ウィンダは後手捲りで重要となりますが、必要な場面では精霊レラか継聖で用意できるため1枚採用です。

・なるべく獣としてカウントする
獣側は使いでssする場面が多く、分離時に誓約が付いてしまうことが多いです。
獣側でカウントできるように意識してプレイすると、分離回数が維持できるようになります。

・精霊レラの効果はすぐに使わなくてもいい
除外or墓地に用意できた時点でいつでも発動できる見通しが立ちます。
除外状態のレラを分離してss→そのまま融合して効果を発動する。
墓地に落としておいて適切なタイミングでノチウドラゴに変換する等。
長老スタートできた場合などは効果を破棄し、相手の妨害を踏み切ったタイミングで本命の精霊レラの効果を通すのも手です。
ニビル受けの展開例と同じような考え方です。

「霊獣の継聖」の評価見直し

わき乳


使用前に比べ評価が格段に上がったカード
3枚必須のカードです。
霊獣ギミックの複数引きが先手後手共に強力であり、理想の組み合わせである①長老+②精霊レラ+③カンナホークorラムペンタを作りやすくなっています。
手札に質の高い霊獣を揃える行為が非常に強く、手札を1枚切ってでも余りあるリターンが見込まれます。
浮いてしまった霊獣ネームを捨てて除外アドバンテージに変換する役割もありますし、重ねて引いても捨てれば良いですからね。

上記の他にも様々な小技があります。
・レイラウタリのコストになる(霊獣を無理に分離する必要が無くなる)
・ニビルトークンを縦にして戦闘に参加させる
・相手モンスターを縦にしてライフを詰める
・ウィンダによる自爆特攻の的にする
・自身のバグースカを縦にして展開した後、分離に合わせて横にして維持する

霊獣の相絆

腋 へそ えっち


フリチェ合体はやはり便利。
・キルラインを上げる
・レイラウタリの要求値を減らす
・相手の無限泡影等を避ける
等々、1枚は採用したいです。

霊獣の連契
2枚採用
霊獣ギミックが回っていたら強いカードであるため、ここは1枚でも問題ないという意見もあります。
カンナホークのサーチを2回とも妨害に変換できる余裕があるため、2枚採用としています。

次元の裂け目
先行時に様々な誘発をケアできる他、維持すればば詰みとなる対面も多い為メインから3枚の投入。
後手でも炎王対面等では妨害を減らす役割を持てるため、先行札のみに留まらない活躍を魅せます。

抹殺の指名者
弾きたかった誘発がG、うらら、二ビル、泡影であり、除外下でも使えるため、墓穴よりもこちらを優先。
アペライオを宣言して除外すれば、実質封印の黄金棺です。
指名者の優先順位は今後も抹殺>墓穴です。

自分で撃つニビル
霊獣の分離をチェーン1、ニビルをチェーン2と組む事で相手だけリリースする事ができます。
気持ちいい。
打点の上がりすぎたトークンの処理は厳しいので、EXゾーンの前に出すようにしています。
アニマが吸ってくれます(打点は0)

EX
霊獣の枚数はほぼ固定
慣れてきたらカンナホークを2枚にしてEX枠確保も選択肢の一つです。
その場合は雑に使い切らない事を意識。

ガイアペライオ
要求値が高いためなかなか出ませんが、手札に霊獣ネームを多く抱えている場合の他、次のような場面では優先して出力しています。
その際はティフォンをもろに受けてしまうため、連契かレイラウタリは必ず用意するよう意識しています。
また、ガイアペ+ノチウと並べてしまうと超融合をモロに受けるためNG行為です。
・相手に先行展開を阻害されない場合
 60枚デッキ等で誘発を撃たれない場合
・「次元の裂け目」「マクロコスモス」の維持が最優先となる場合

マスカレーナ、リトルナイト、バグースカ
霊獣ギミック以外での妨害
特に、リトルナイトは自分の霊獣を飛ばしたり、拮抗のケアをしたりと大活躍です。

アポロウーサ
ニビルのケアやマスカレーナでの出力先
霊獣と属性が一致しており、超融合をもらってしまうのが厳しいです。

サクリファイス・アニマ
後手では、各種レラでアニマを作って1枚処理
リトルナイトでもう1枚処理という動きをしてからノチウドラゴに向かうこともできます。
後手ではウィンダによって展開の要求値が下がっており、必ずしも盤面に獣+使いを用意する必要がないため、場のリンク値を盤面処理用として使うこともできます。

採用したかったカード

ペトルフィン
サイドに1枚採用したかったカード。
実はこのレシピでは、戦闘を介さずに自分ターンに相手の盤面に触れるカードがリトルナイトしか存在しません。
連契やレイラウタリは相手ターンを待つ必要があるため、ライフカットが遅くなります。
今回は採用していませんが、YACSのようなライフカットの速度が重要なゲーム(ET0-1ルール)では採用が検討されます。

幽鬼うさぎ
緊急テレポートがマスカレーナや赤き竜への回答に化けるカード。
アトラクターと相性が悪い他、センチュリオンの分布がそこまで多くないため不採用です。
分布が多い場所ではサイドに1枚挿したいたいカード。

深淵の獣
環境によって採用する枠
自分の精霊レラを除外できるため比較的扱いやすい部類です。

超融合
今シーズンはずっとこのカードが強いです。
EXに枠を作って採用したいところ。

金満で謙虚な壺
不採用理由は超融合と同じ。
霊獣に慣れてきたら採用したいカードです。
事故率自体は少ないものの、ラムペンタ1枚初動等の不安定な初手がある他、霊獣の真価は組み合わせ初動で発揮されます。
そのため、手札の質を向上させるカードは重要です。

強欲で貪欲な壺
構築当初は採用予定でしたが、あまりにも繊細なデッキであったため不採用になりました。

墓穴の指名者
Gとロンギヌスへの回答
アトラクター、裂け目と役割が被ると判断していましたが、今後は少なくともサイドまでには必須になると考えています。

ティフォン
抜くと必要になるやつ。
今回も必要な場面が出てしまいました。
破壊か対象を取る除去しかないため、環境に応じて採用を検討します。

深淵に潜む者
ランク4選択枠。
バグースカよりも刺さりやすい環境が来たらこちらに入れ替えます。

サイドチェンジの枠

抜くカードの候補


・ニビル
・次元の裂け目×3
※ラビュリンス等、ロングゲームが見込まれる対面には蓋として残す。
・緊急テレポート×2
・霊獣の相絆×1
・指名者
・霊獣の連契1~2
※蓋として有効な対面の場合は蓋として1枚は残す。

緊急テレポートはなるべく残しつつ、その他有効でない誘発などがある場合も減らして調整します。

各対面へのプレイ方針メモ

R-ACE
有利要素
・妨害が効きにくい
 CONTAIN!を受けても融合可能
 EXTINGUISH!は精霊レラで受ける
 プリペンダーはほぼ効かない
 ノチウドラゴでも上記全て+咎姫の墓地効果いずれかを受ける事が可能
→よってR-ACE目線では早めに妨害を切る必要がある
・連契が妨害として有効

不利要素
・超融合がメインから搭載されている

炎王
有利要素
・妨害が効きにくい
 神天焼はノチウで受ける
 キリンorエタニティは精霊レラで受ける
 両方受けてしまう場合はウィンダでエタニティを牽制
・除外ギミックが有効である

不利要素
・超融合がメインから搭載されている
・連契が有効でない

ピュアリィ
有利要素
・フリチェ効果が多く、メモリーにチェーンする動きを取り易い
・先行盤面が比較的有効に働く
 連契による対象を取らない除去(ストリートをすり抜ける)
 レイラウタリによる除外(なるべくマイフレンドを触りたい)
 バグースカ
 一滴は連契や相絆、除外ギミックで避ける
・超融合が採用されていない

不利要素
・ノアールの成立が重く、ギミックによる捲りが困難
 ノチウ成立前に精霊レラをはじめとした各種霊獣カードを戻されてしまうため、後手捲りの手段が機能しなくなる

ラビュリンス
有利要素
・ラビュリンスギミックで用意できる妨害が有効でない
 ビッグウェルカムはノチウで受ける
 姫の破壊は精霊レラで受ける
 騎士の効果をフリチェ分離で起動させない
・ダルマカルマを受けても融合可能
・除外ギミックが有効である
 裂け目マクロコスモスの維持をゲームの中心に据える
 狙えそうなら複数無効ガイアペライオ+除外ギミックに向かうが、妨害よりもリソースを広げることを意識する

不利要素
・嗤う黒山羊
 伏せで1ターン墓地効果で1ターンと計2ターン拘束される
・次元障壁等、致命的な罠を用意されやすい
・連契が有効でない

粛声
有利要素
・妨害が少なく、霊獣ギミックのみでの捲りが比較的容易
・結界の耐性が割とどうでもいい
・除外ギミックが有効である

不利要素
・超融合がメインから搭載されている
・サウラヴィスの場の妨害が重い

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました!
新弾で超強化されたおかげで、遂に大会環境でも使えるようになりました。
めちゃくちゃ楽しいテーマなので、興味を持った方は是非使ってみてください!
なんと全部ノーマルで組めるのでとてもお安くなっております。

今後も考察を続けていく予定ですので、よろしければまたお付き合いください!
それではまたの機会にお会いしましょう!

おまけ

ここからはオマケです!
よろしければお付き合いください。

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