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イギリスの2月

あっという間に2月も終わる。1月は長く感じたが2月はあっという間だった。なぜだろう?周りのイギリス人も皆そんなことを言っている。クリスマスシーズンが忙しすぎて、何もない1月との格差が大きすぎて、1月は長いと感じるのだろうか。バレンタインデー当日に記事を書こうと思っていたのに、2行書いてそのままになってしまっていて、あっという間に2月も終わりに近づいている。イギリス人はラテンの方々のように愛をオープンにしないので、バレンタインデーは比較的地味だと思う。お花屋さんは忙しそうだし、スーパーにはバレンタインデーグッズが置いてあるけれど、日本のデパートやスーパーほどではないかもしれない。お隣のフランスなどはもっとみんな派手にバレンタインデーをお祝いしていそうだし、日本もチョコレートが飛び交っているのだろうけれど、イギリスはそれほど意識していないという印象。
それとも、ただ単に私の周りが盛り上がっていないだけかもしれないけれど(熟年世代…笑)。前日に長女が友達を呼んで騒いでいたバレンタインパーティの飾り付けが残っているおかげで、かろうじてバレンタインデーということを思い出させてもらった。
2月21日はパンケーキーデーだった。スーパーマーケットでは、バレンタインデーよりもパンケーキデーの方を派手に宣伝しているような気がする。
パンケーキデーは元々キリスト教信者がイースター前に行う40日間の断食期間を前に戸棚の中の卵や牛乳を消費するために、また断食前に栄養を取っておくためにパンケーキを作ったのが始まりと言われている。40日も断食をする人は流石にいないが、その代わり、自分の好きな何かを我慢するという風習が残っている。それを「レント」という。でも我が家は熱心な信者でなはいので、パンケーキは食べるものの、レントはしない。
今年は早起きして、学校前に子供達が食べれるように朝食にパンケーキを焼いた。ティーンエイジャーの子供達はいつも朝はむっつりして不機嫌だけれど、この日はなんだか機嫌がよく、頑張って作った甲斐があった。