見出し画像

【+BKCな人vol.013】一般社団法人インパクトラボ 代表理事 上田隼也さま

「BKCの学生」が「地域の人」を紹介する
オウンドメディア #プラスBKCな人

vol.013の今回は、一般社団法人インパクトラボ代表理事の上田隼也さんをご紹介します。

立命館大学生命科学部の卒業生でもある上田さん。なんと卒業と同時に会社を2つも立ち上げたそうです。
現在は、そのうちの1つである一般社団法人インパクトラボの代表理事として、より良い社会にするべく、若い世代へのSDGs教育や起業支援などを行われています。
このようなキャリアを築く背景には、立命館大学での学生生活にも関わりがありました。

今回はSDGsや起業に興味がある人必見の記事です!

○上田さんのシゴト

若い世代へのSDGs教育や起業支援を行われているインパクトラボ。上田さんは立命館大学の一般教養の授業や、立命館守山高校での探究授業を担当されており、若い世代への学びのきっかけの提供をされています。

長浜市での脱炭素ワークショップの集合写真

#Learning by doing 

直訳すると、”動きながら、学ぶ”。
上田さんは大学卒業後、すぐに起業した経験を持ち、「学生起業すると、すごい人と思われがちですが、分からないことがたくさんあるんですよね」と話されました。なので、「何事にもチャレンジすることを大切にしていて、ひとにおすすめしてもらったことは一回騙されたと思ってやってみる」というスタンスを取ることを心がけているそうです。一度やってみることは、続いても続かなくても、非常に学びが多いそうです。そのため、この「Learning by doing」という言葉を大切に実践しているとお話してくださいました。

また、今、話題のchat-GPTも積極的に高校生の活動に取り入れようとしているそうです…!賛否両論あるchat-GPTですが、この「Learning by doing」の精神でどのように使えるのか、模索中だそうです。

#SDGs

インパクトラボの事業にも含まれている、SDGsという観点。
SDGsが国連サミットで採択された時期とほとんど同時期に起こったのが、熊本地震でした。上田さんのご出身は熊本県益城町で、この熊本地震の影響で、ご実家が倒壊してしまったそう。地元の変わり果てた姿を見たことをきっかけに、自身の人生観が変化されました。
震災以前は、なんとなく働いて、結婚するという未来を描くと思っていたそうですが、震災を経験されてからは、”いつ自分の人生が終わるのか分からない”と考えるようになったそうです。このように人生観が変化したことによって、自分の未来と地球の未来を考えるSDGsが重なり、SDGsに共感し、自分にできることをやってみようとSDGsに関する活動を始められました。
多くの人は、SDGsに取り組むということを難しいことと考えてしまうでしょう。なので、どのようにSDGsの大切さを伝えているのかと聞くと、「SDGsは思考の補助線に使う」とお話してくださいました。SDGsの問題に直接取り組もうとすると、壮大なことが多く、できないことばかり見えてしまったり、一個人で解決するということは不可能に近いと絶望してしまったりします。そのため、”自分がやりたいこと”の補助線としてSDGsを使う方が、新たなアイデアが出たり、行動したくなるきっかけになったりして、自分の周りから徐々に社会が豊かになると語ってくださりました。

#イノベーション

「僕、新しいことにチャレンジすることがめっちゃ好きで」
新しいことにチャレンジすること、イノベーションに興味を持ったきっかけは、学生時代に受講したEDGE+Rプログラムだそう。EDGE+Rプログラムとは、立命館大学のイノベーション人材の育成を目的としたプログラムであり、これに学生時代に関心を持ち、最も頑張ったそう。
大学は自分の興味があることを、自ら学び、研究や実装することができる"イノベーションの場"と言えます。上田さんは非常に変化が求められている社会を、大学から発信される新しい仕組みやルールによって変えられるのではないかと考えられておられます。そして、大学でこのようなイノベーションに関心のある仲間を増やしていきたいと話されていました。

○上田さんの地域連携

#SDGsで 、BKCと地域をつなぐ。

サステナブルウィークのときのBKC内のフラッグ

上田さんに地域連携のエピソードを伺うと、「サステナブルウィーク」というイベントについてお話してくださいました。「サステナブルウィーク」とは、SDGsの文化祭のような体験型のイベントで、様々な分野で活躍する学生の発表の場として開催されました。これを最初に行われたのは2017年で、上田さんがまだ学生のときにこのイベントを開催されました。現在ほど、SDGsやサステナブルという言葉が広がっていない中での開催で、当初はどうなるか分からなかったそう。しかし、このイベントに滋賀県が後援してくださったことにより、メディアに取り上げられるきっかけになったそうです。学生が開催したイベントに公的機関に協力していただけることは、イベントに信ぴょう性が増し、イベントの成功につながったと話されていました。
また、この経験から、高校生や大学生を支援するときに、公的機関に協力してもらうことの大切さを話し、上田さん自身が協力し、積極的な学生と公的機関をつなげているそうです。

○上田さんにとってBKCとは

#キャンパスミュージアムに

上田さんは、BKCにキャンパスミュージアムを作りたいとお話してくださいました。キャンパスミュージアムとは、北海道大学などにあるような大学の研究成果などが展示された大学が所有する博物館です。
大学は敷居が高く、入りづらいという地域の方々もおられます。このような博物館を作り、日々たくさんの研究が行われた成果をより見える化することで、学生も地域の方々も研究や大学に興味を持つのではと話してくださいました。そして、多くの人が”もっと大学と関わりたい”と思うことが「立命館大学に入学したい」という声やイノベーション人材を増やすことにつながるのではとお話してくださいました。

BKCで学生時代を過ごし、滋賀県で起業された上田さん。
BKCの学生、立命館の学生の挑戦をSDGsの視点で支援してくださっています。ただ支援するだけではなく、まずは自分が挑戦する姿も見せることで、「一緒に挑戦していきたい」と話される上田さんには、周りの人をワクワクさせるパワーをお持ちのように感じました。

上田さまが代表理事を務める「一般社団法人インパクトラボ」の詳細は
こちらからご覧いただけます。
note https://note.com/impactlab/
ホームページ https://impactlab.jp/

上田さまの個人Instagramは
こちらからご覧いただけます。
@ueda.junior


この記事を書いた人
立命館大学食マネジメント学部 3回生 中山澪

滋賀県生まれ、滋賀県育ちの生粋のおうみっ子。南草津に住んで約15年。下宿生の友人のお困りごとは、大体私と私の家族で解決してきました。
日々ドラマと食べることを楽しみに生きています。
地連Instagram中の人、第4号。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?