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【+BKCな人 vol.008】立命館大学食マネジメント学部 萩原 千夏さま

「BKCの学生」が「地域の人」を紹介する
オウンドメディア #プラスBKCな人  

vol.008の今回は、立命館大学食マネジメント学部2回生の
萩原 千夏さんをご紹介します。

千葉県出身で、大学生から滋賀に来た食マネジメント学部2回生の萩原さん。現在は学生団体BohNo(ボーノ)の代表、one moreの共同代表など、さまざまな活動をされています。今回は学生団体BohNo代表として、one more共同代表としてそれぞれの話をお聞きしました。

〇萩原さんのシゴト


【学生団体BohNo でのシゴト】
学生団体BohNoは主に「食育」「食品開発」「食品ロス削減」の3つの活動を行っており、それぞれに運営メンバーが決まっています。萩原さんは、各グループ各メンバーがやりがいをもって活動できるようにサポートをしたり、また、地域での活動のための案件をもらってくる、など営業のような活動もしています。

#”つらい”ではなく”楽しく”
学生団体といっても一人ひとりが役職・役割を持ち、仕事のようなものになります。そうなったとき、役割を全て任せきりにするのではなく、進捗状況を聞いたり、メンバーに何気なく声掛けをしたり、確認や連絡などを全体に共有する声掛け、準備や早めの連絡など、”楽しく”活動が出来るような環境づくりを大切にしているそうです。

#やりがいを持って仕事が出来る
約30人のメンバーで活動している学生団体BohNo。メンバーに仕事を振ったり、活動をサポートする萩原さんは、
「私の目が届かなくて、メンバーが、「せっかくBohNoに入っているのに、なんで所属しているのかな」ってならないようにしたいです。みんながやりがいを持って楽しく活動できることを目指してます。」
と語られていました。

#皆でつくり上げる
「仕事を振るのは自分が楽をしたいから、とかではなく、皆でつくり上げるイベントにしたいから」と話す萩原さん。
自分だけでは思い出せないことや考えつかないこともたくさんあり、メンバーみんなの知恵や考えをもらい、皆がやりたいことを出来る環境づくりを意識しているそうです。

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【one more でのシゴト】
one moreは萩原さんを含めた2人で起業を目指して活動しています。
“ヴィーガン食”と“地方食材”を掛け合わせ
“食の選択肢を拡大して、食を通して幸せを届ける”
という想いを通してレシピの開発、料理の提供、広報、営業を行っています。

#自分たちが何のために活動しているのか忘れないこと
起業は目指しているものの、起業するとなるとやはり利益のことを考えなくてはならず、やりたいことをやっているだけではダメな部分もあり、お金のことを考えて削減したり、一時期“やりたいことが出来ない”ことがあったのだとか。
そんな時、
 「私たちが活動している意味って何なんだろう?」
と感じたそうです。
そこで、
 「一旦今はやりたいことをやってみて、その後で利益のことは考えればいいのではないか」
と大人の方々に言っていただき、そこから“やりたいことをやる”ことを大切にしているそうです。

#誰に届けたいのかを考える
「”やりたいことをやる”といっても、自己満足では意味がない」と語る萩原さん。誰に届けるのか、学生なのか、学生でもどんな学生なのか。ということをしっかりと考えることを大切にしているそうです。

#余裕をもって活動を
2人で活動しているためにどうしても多くなってしまう仕事量。
そんな中でも、共に仕事をしていただく企業の方々等に迷惑が掛からないよう、「やりたいことをやらせてもらえているので、余裕をもって資料を送ったりだとか、自分たち自身も心の余裕をもって楽しく出来るようにしたいですね」と話していただきました。

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〇萩原さんの地域連携

#食で、BKCと地域をつなぐ。

【学生団体BohNo の地域連携】
“インプット”、“アウトプット”、“食べる体験”というコンセプトでイベントを行っている学生団体BohNo。
 授業をしてインプット
     ↓
 ワークシートに学んだことを書き出したり考えてみたりしてアウトプット         
     ↓
 最後に作ったり食べてみたりして実際に体験する
という内容でイベントを行い、
年ごとのテーマ(去年は“食×SDGs”、今年は"食×季節" など)にそって
"食を通して社会課題に目を向ける"をモットーに
子どもたちへ食育活動を行っています。

2022年10月16日には、矢倉まちづくりセンターにおいて、“マヨネーズから動物について考えよう”というイベントを行ったそうです。
マヨネーズを作るためには必要な卵。では一般的に売られている卵はなぜ安いのでしょうか?
萩原さんは、
「とりって、動けないようなめっちゃ狭いところで、一生ただ餌だけ食べて卵を産んで、終わり、みたいな。生産性だけ重視されたような感じで飼われてることもあるんですよ。」
と教えてくださいました。
食品の裏側まで深く考えたことのなかった私には、とても衝撃的でした。
しかしその一方で、平飼い卵という自由に暮らせるとりも居るみたいです。
金額に差はあるが、そこには理由があるし、卵の栄養価も高くなり、人間にとっても動物にとっても幸せで、お互いに良い関係となるのです。
イベントの最後には、普通の卵と平飼い卵から実際にマヨネーズを作り、実際に食し、比べてみたそうです。
高い卵の購入を強制するわけではなく、そのようなこともあるよということを覚えていって欲しい、と子どもたちに伝えたようです。

また2023年3月6日には、玉川小学校にて、規格外野菜をテーマにした自作絵本の読み聞かせも行ったそうです。

去年は主に小学生から高校生を対象にしていましたが、今年は大学生に向けてイベントをしようと考えているところ、とのこと。
私も食には非常に興味があるので、とても楽しみです。

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【one more の地域連携】
とある授業のゲストスピーカーで来られたSizキッチン代表の方の授業に刺激を受けた萩原さん。
そんな時、"立命館大学学生ベンチャーコンテスト2022"を見つけ同学部の方と2人でone moreをたち上げ、挑戦。見事、賞をもらい、本格的に活動を始めたそうです。
「これが無かったら、one moreは無かったです。」と語られていました。

立命館大学学生ベンチャーコンテスト2022
アクロホールディングス賞・中小機構近畿本部賞 受賞
詳細 https://r-rimix.com/news/rvc2022_repo/

2022年12月には、Sizキッチンさんのイノベーションキッチン(ここでは学生でも出店できる)で学内にて、滋賀県産の食材をふんだんに使用した、ヴィーガン食のおにぎらずを販売しました。


〇萩原さんにとってBKCとは


#夢を現実にできる場所

今までも”食”は大好きだった萩原さん。ひとりでは無理だったことも、食マネジメント学部の方々に出会ったことによって、
「それめっちゃ面白そう!やってみようよ!」
と考えられる環境がうまれたそうです。
また、
「いざやるってなった時、立命館大学の奨学金制度とか、学生オフィスで場所を貸してくれたりとか、、、
one moreも、何も功績を残していない学生だけど、コンテストで社会に評価してもらう機会を与えてもらって、そうして出たことをHPにのせてもらったり。」
「こうして応援してくれる環境があるというのは、とてもありがたくて、挑戦しやすい環境だと感じるし、夢を現実にできる場所だなと思います。」
と語っていただきました。
BKCに来てさまざまな出会いとさまざまな挑戦をされている萩原さん。きっとこれからも色々な挑戦をし、私たちの暮らしに身近な“食”の選択肢を広げていってくれるでしょう。

萩原さまが代表、共同代表を勤める
学生団体BohNo、one moreの詳細は
こちらからご覧いただけます。

学生団体BohNo instagram
https://instagram.com/bohno.cafe?igshid=YmMyMTA2M2Y=
one more instagram
https://instagram.com/onemore_veggies?igshid=YmMyMTA2M2Y=

この記事を書いた人
立命館大学 理工学部 建築都市デザイン学科 2回生 山村真未


三重県出身、大学から滋賀へ。実家大好き。
食べるのと美術館行ったり建物見たりダンスするのが好きです!
Instagram、中の人第5号。


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