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「出会ったからには。」 きっかけとなった出来事①

こんにちは、こんばんは。
今回は、私が、障害を持っている人や病気を患った人について、もっと多くの人に知ってもらいたい!と考えた出来事のひとつを書いていきます。

前回少し書いたように、私はリハビリ職を目指していました。
カリキュラムの一環で実習に行くのですが、そこでの話です。


私は、実習先の病院で、スモンという病気の方に出会いました。

スモンとは…
スモンは、整腸剤キノホルムの副作用による薬害で「亜急性脊髄・視神経・末梢神経障害」の略であり、主症状は視覚、感覚、運動障害で、この他中枢神経及び末梢神経が侵されることによる様々な症状が全身に幅広く併発する疾患である。(厚生労働省より)
簡単にいうと、整腸剤の副作用で、しびれや痛みを感じたり、力が入りにくくなって歩けなくなったり、視力障害が起きたりする病気です。

薬を飲んでいたら、後に大きな副作用が発見されたということですね。

その患者さんは、実習生の私にとても優しくしてくださり、
これで勉強するといいよ
と、ご自身で配布するために取り寄せたというパンフレットをくださいました。

そして、
自分が病気になってしまったことは仕方がないから、この病気のことをもっと知ってほしい
ということをおっしゃいました。

本人は何気なく言った言葉かもしれませんが、
病気や、病気と診断されていなくても様々な症状に悩まされている人のために出来ることは、リハビリだけではないのかもしれない
と考えるきっかけになりました。

その患者さんに託されたと思って、障害を持つ人や病気を患った人が生きやすい社会を作っていきたいです。

元々何かを創ることや文章を書くことが好きだったので、この患者さんとの出会いは、自分の好きなことと誰かのためにやりたいことが一致した感覚でした。

この出来事は自分の中で大きなものでしたが、他にもいくつかこの道を選んだきっかけがあるので、次回から紹介していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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