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私は何色だっていいと、泣いて舵を切った。 #小牧幸助文学賞
闇を抜け、陽光の中へ。白衣の背中に縋る。 #小牧幸助文学賞
姫を辞めた日、地面の林檎に蟻がたかった。 #小牧幸助文学賞
青痣を庇う雨滴を舐めた。私はまだ咲ける。 #小牧幸助文学賞
明滅する命。刺した私は貴方の娘だと知る。 #小牧幸助文学賞
置き去りにした希望が、枝葉を広げていた。 #小牧幸助文学賞