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AIに文章を校正させてみた。

先ほど書いたこの記事、せっかくなのでAIに校正させてみましょう。

はじめに

【修正前】 知的障害・発達障害。その中でもアスペルガーは比較的わかりにくく、大人になってからわかったという人も多くいます。そんなアスペルガー症候群、最近では自閉スペクトラム症とも言われますが、僕は多分アスペルガーです。多分というのは実際に医療現場で診断等を受けてはいないからです。つまり自称ということになります。

なのでこれは単に思い込みなのかもしれません。そこのところご了承ください。しかし、実際当てはまる部分は多く、「ああ、そうそう、そうなんだよ」と思う記事ばかり。

AIが書いてほしい文章の内容を簡単に生成してくれる今だからこそ、自分の言葉で、自分の手で、自分のことを残しておきたいと思った。これだけはAIが書けない分野。きっとこれからもっと発達していくに違いない。そうすれば人間が書いた文章なのか、それともAIが自動生成したものなか、本当に区別がつかないときが来るのかもしれない。

今から書くのは人間である私の文章だ。

【修正後】知的障害や発達障害の一種であるアスペルガー症候群。比較的わかりにくくて、大人になって気づく人もいます。最近では自閉スペクトラム症(ASD)と呼ばれることもありますが、僕はおそらくアスペルガーです。おそらくというのは医師や専門家から診断されたわけではありません。自己診断です。

だからこれはただの思い込みかもしれませんね。その点ご理解ください。 でも実際に当てはまる部分が多くて、「ああ、そうだよね」と共感する記事をよく見ます。

AIが欲しい文章を簡単に作ってくれる時代です。 だからこそ自分の言葉で自分の手で自分のことを残したいです。 これだけはAIじゃ書けません。 きっとAIもどんどん進化しています。 すると人間が書いた文章かAIが生成した文章か本当に見分けられなくなる日が来るでしょう。

これから書く文章は私が人間である証拠です。

【修正理由】

  • 文章全体を読みやすさや統一感を考えて少し変えました。

  • 「知的障害・発達障害」→「知的障害や発達障害」:「・」より「や」の方が柔らかさや包括性を出せます。

  • 「その中でも」→「一種である」:「その中でも」という表現は他者視点であり、「一種である」という表現は主体視点です。「一種である」とすることで主張力や説得力を高めます。

なるほど、確かに読みやすい。修正前はいかにも人間が書いたというか考えて書いている感がある。修正後はお手本の文章、テストで出されるような評論文みたいでもある。こりゃまいった。次行きましょう。

アスペルガー

簡単に言ってしまえば

  • 興味関心ある分野に特化している

  • 言葉の裏にある真意を読み取れない

  • 決まった流れやルーティンを強く守る(逆に言えば曖昧なものが苦手)

  • 他人に無関心で一人での作業や行動を好む

といったものが主に挙げられます。人から見れば

  • オタク気質で他に興味関心がない

  • 空気が読めない

  • 指示待ち人間

  • 冷たい人

となるでしょう。皆さんはどう受け取ったでしょうか。せっかくなので自分のことと照らし合わせてもう少しだけ書きましょう。

【修正後の文章】

私は自分がアスペルガー症候群だと思っています。アスペルガー症候群とは、自閉症スペクトラム障害(ASD)の一種で、社会的コミュニケーションや行動に特徴がある障害です。

私がアスペルガー症候群だと思う理由は、以下のような特徴があるからです。

  • 興味関心のある分野に特化している

  • 言葉の裏にある真意がわからない

  • 決まった流れやルーティンを強く守りたい(逆に言えば曖昧なものが苦手)

  • 他人に無関心で一人での作業や行動を好む

これらが主な特徴です。人から見れば、私は

  • オタク気質で他に興味関心がない

  • 空気が読めない

  • 指示待ち人間

  • 冷たい人

と思われるかもしれません。皆さんはどう感じましたか。自分のことと照らし合わせて、もう少しだけ書きます。

【修正理由】

  • 文章の冒頭に見出しを付けました。見出しは、文章のテーマや内容を示す役割があります。読者は見出しを見て興味を持つかどうか判断します。そのため、見出しはわかりやすく魅力的に書くことが大切です。

  • 文章全体を段落に分けました。段落は、文章を論理的に整理する役割があります。読者は段落ごとに情報を処理します。そのため、段落は一つの主題や要点に絞って書くことが大切です。

  • 特徴や理由を箇条書きで整理しました。箇条書きは、文章中の重要なポイントを強調する役割があります。読者は箇条書きされた部分に目を引かれます。そのため、箇条書きでは具体的でシンプルな表現を使うことが大切です。

  • 強調したい部分を太字にしました。太字は、文章中のキーワードや注目すべき部分を目立たせる役割があります。読者は太字された部分に注意します。そのため、太字では重要な用語やメッセージを使うことが大切です。

ほお、アスペルガーの説明が足されました。これはその前の文章を入力していないからですが。でもAIからすればさっきの特徴でアスペルガーとわかるのですね。すごい。コピーしたら箇条書きでなくなった部分、これも箇条書きにすべきと判断して箇条書きにしていました。すごい。

興味関心ある分野に特化、一人作業を好む

【修正前】自分はDTMを二年前ほどから始めました。「歌ってみた・歌い手」、聞いたことある人もいるでしょう。Adoさんとか有名ですね。その歌ってみたMIX(カラオケ音源とボーカルをあたかも一つの曲だったかのようにするお仕事)を独学で勉強し、今では人から依頼が来るようになりました。なんせ音楽最終学歴は中学のリコーダーです。

気になってハマってからはもう時間されば勉強していました。大学の講義中も音楽のことばかり調べていました。先生ごめんなさい。しかしそのこともあり、今ではお金を出して自分に依頼をしてくれる人がいます。感謝でしかありません。これは一人でとことんやる作業なので自分に最高に適していました。ちなみにこれを書いている今も依頼をこなしています。

【修正後】

私はDTMに夢中です

私は二年前からDTMを始めました。DTMとは、パソコンや音楽ソフトを使って音楽を作ることです。私は「歌ってみた」というジャンルに興味があります。「歌ってみた」とは、ネット上で人気の曲に自分の歌声を重ねて投稿することです。Adoさんなど有名な歌い手さんもいますよね。

私は「歌ってみた」のMIXを担当しています。MIXとは、カラオケ音源とボーカルを一つの曲にする作業です。音楽の勉強は独学でしたが、今では人から依頼が来るようになりました。音楽最終学歴が中学のリコーダーだった私にとって、これは夢のようなことです。

この作業は一人で集中してやるものなので、私にピッタリです。他人に関心がなくても、自分の好きなことだけで生きていけるかもしれません。ちなみに今も依頼をこなしていますよ。次はこれです。

【書き直し理由】

  • 文章全体を段落に分けました。

  • DTMや「歌ってみた」などの用語を説明しました。

  • 文字数や行数を揃えました。

  • 箇条書きや番号付きリストではなく、文でつなげました。

  • 強調したい部分(見出し)以外は太字や色付きではなく、普通の文字にしました。

どこか丁寧でつまらない文章と言ってしまえばそれまでですが、それでも読みやすいのは確かです。そしてやはり見出しを、しかも太文字で。考えているなあ。

「普通」ってなんですか

【修正前】ツイッター等でもよく見かけます。「普通に考えれば」とか「普通こうするよね」とか「普通の人間に生まれたかった」とか。
では僕が教えましょう。「普通」とは「偏見」です。はい、偏見です。どういうことか説明しましょう。例えば「普通に考えれば」という文章、主語はなんでしょう。僕が思うに二つあります。「話している人」と「社会・文化」です。つまり、「(今話している僕から見れば)普通」「(社会的に見れば)普通」ということになります。
とりあえず後者の方を見てみましょう。こっちの普通は言い換えれば「常識」ですね。そもそも常識とはなんでしょう。社会の常識。それはこの国、文化に存在するある意味ルールです。しかし国、文化を作るのは人間です。つまり、結局の所常識と言っても個人の考えに帰着はするのです。個人が持つ「偏見という名の常識」の集合体が世間の常識です。
では、最初の問いかけに戻りましょう。「普通」ってなんでしょう。普通の人間ってなんでしょう。社会の常識をもつ人間が普通でしょうか。社会が求めることができる人が普通でしょうか。
もしそうであれば僕は明らかに普通とは言い難いでしょう。しかし、僕が思う「普通」はさっき言ったとおり「個人の考えから見て」なので自分が自分を普通と思う限りそれは普通でいいのです。そう見れば自分は明らかに「普通」です。
こんな考えを持っていようが残念ながら社会という枠組みに入る以上、通じないのが社会というものです。傍から見れば異物。
でも中にはこういった生まれ持った見えにくい障害を持つ人もいる。本当に悩んでいる人こそ目には見えないのかもしれない。自分は疑惑なので本当のところはわからない。本当に持つ人から見れば違うと言われるかもしれない。それは実際会ったことがないのでわかりません。しかし少なくともアスペルガーの症状に多く当てはまっているのは事実です。辛いです。

【修正後】

私はよく「普通に考えれば」とか「普通こうするよね」とか「普通の人間に生まれたかった」という言葉を聞きます。でも、私はそういう言葉が嫌いです。なぜなら、「普通」という言葉は「偏見」だと思うからです。

「普通に考えれば」というとき、誰の視点で「普通」なのでしょうか。私は二つあると思います。「話している人」の視点と「社会・文化」の視点です。

社会・文化の視点で「普通」を考えると、それは「常識」と同じです。常識とは、この国や文化で共有されているルールや価値観です。でも、そのルールや価値観も、人間が作ったものです。人間が作ったものなら、それは個人の考え方によって変わります。つまり、「常識」も「偏見」も同じだと言えます。

話している人の視点で「普通」を考えると、それは自分自身の基準になります。「自分から見れば」「自分が思うに」「自分が感じるところでは」という感じですね。これもまた、「偏見」と呼べます。

では、「普通」って何でしょうか。「普通の人間」って何でしょうか。社会や他人から見て、「常識的なことができる」「適応力がある」「コミュニケーション能力が高い」などの条件を満たす人が「普通」なのでしょうか。

でも、私自身から見れば、「普通」です。「偏見」という名前付けされた自分だけの基準で判断する限り、「普通」です。

しかし残念なことに、社会や他人から見ても、「偏見」という名前付けされた彼らだけの基準で判断されてしまいます。「異物」「異端」「異常者」として扱われてしまいます。

このように生まれ持った障害を持つ人もいます。目に見えない障害だからこそ、本当に苦しんでいる人は見過ごされがちです。私も自分がアスペルガー症候群だと気づくまで、自分がおかしいと思って悩んでいました。医師に診断してもらったわけではありませんが、ネットで調べたり、同じような人と話したりして、自分の特徴に合致することが多かったので、自己診断しました。

私はこの障害を持って生まれたのだから仕方ないと思っています。障害を治すことはできませんが、障害を理解してくれる人や環境を見つけることはできます。私はそういう人や環境に恵まれています。

私は「普通」ではありませんが、「普通」でもあります。「普通」という言葉に惑わされずに、「自分」という言葉に従って生きています。

【書き直し理由】

  • 文章の最後に結論を書きました。

  • 文章の流れを整えました。

  • 短文や長文をバランスよく使いました。

  • 読者に共感や理解を求める表現を入れました。

まじですごいとしか言えない。

結論

正直ここまで読みやすい文章になるとは。校正ツールというのは他にもあると思うが、日本語という文法構造が複雑なものでもここまで流れや意図を汲み取って書き直せるものなのか。

今、AIの発達が異常でない速度で起きている。ChatGPTの話題もつい最近だ。それなのにどんどん進化していく。怖い。


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