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波の乙は衛いえんに

私が島に古民家を購入した大きな理由は海が好きだからです。

波の音はずっと聴いていられます。

小さい頃からお盆と正月は、海が目の前の母の実家で過ごした事で海が大好きになりました。

少し離れた島までの郵便船を母の弟が運航していたこともあり、いろいろな想い出があります。

島の精錬所は遊び場でした。

ここまでくる舟でタコを釣ったり、冬はしけて転覆しそうになったり、島では新聞紙が風に吹かれて飛んでたり…

少し大きくなってからはずっと防波堤に座ってぼーっとしたり、桟橋で昼寝したり…

母の弟の船の進水式にも2回も参加することが出来ました。

進水式では船が倒れるんじゃないかと思うほど旋回してみんなに披露します。

海の男はほんとかっこいい。

真っ黒に焼けた肌に苦労した手、どんなサングラスしててもかっこいい。

たくさんの想い出をありがとう。

真っ白な道を一緒に歩いてくれてありがとう。

波の音は永遠に続くように、想い出もずっと続きます。

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