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STEAM・英語教育

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STEAM教育、英語教育に関わる情報や体験談についてまとめていきます。
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#STEAM教育

「たのしいプログラミング」(新興出版社 ×ちびむすドリル)

プログラミングのドリルが出版されているというのを知ったので、子供にやらせてみました。 プログラミングする人にはわかって頂けるのではないかと思いますが、手元にコンピュータなどがない状況でプログラミング的思考のトレーニングに良さそうです。 今まで入門としてはcode.orgを推薦することが多かったのですが、命令、分岐、ループなどの概念を教えるだけなら、慣れないデバイスで入力するより手軽かもしれません。 出版社のサイトからサンプルのプリントがダウンロードできるので、ご興味のあ

子供向けタイピング練習アプリ

休校中の子供にプログラミングをさせたいと思っていくつか試したのですが、ある程度のブラインドタッチができないとCUIは難しいことがわかったため、まずはタイピングの練習をさせることにしました。 タイピング練習アプリは、 ・手と指のポジションが常に画面に表示されている ・子供が嫌がらずに習慣的にできる程度のゲーム性がある ・子供が自分で起動・終了できる であればなんでも良いと思います。 我が家ではiPadにキーボードを接続して「のりものタイピング」を少しお試しで使わせてみて

幼稚園児期の算数アプリ

帰省など、遠出するときの我が家にはiPadが欠かせません。もちろんビデオをローカル保存して見せたりもするのですが、比較的長く遊んでいて、STEM教育効果のありそうなアプリもいくつか見つけることができました。 トドさんすう3~4歳頃からできるようなゲームが多いので、数を言葉として知るだけではなくそれなりに数えられるようになる、簡単な繰り上がり・繰り下がりのある足し算引き算ができるようになる、というレベルまでの接続がスムーズです。 Think!Think! シンクシンクは、数

「未来のイノベーターはどう育つのか」(トニー・ワグナー著、藤原朝子訳)

「未来のイノベーターはどう育つのか」(トニー・ワグナー著、藤原朝子訳)は、今後の経済・社会にに必要なのはイノベーションであるとし、現代のSTEM系イノベーターや社会イノベーターへのインタビューも元に、イノベーターの資質やそれを育てる環境について議論した本です。 イノベーションには何が必要かイノベーションをもたらす要素はいろいろ取り上げられていましたが、Amabile (1998) に基づいた イノベーション = 専門性 * クリエーティブな思考力 * モチベーション が

STEAM教育について

STEAM教育についてマガジンにまとめることにしました。 STEAM教育とはScience (科学)、Technology (技術)、Engineering (工学)、Art (芸術)、Mathematics (数学) の頭文字を取ったものがSTEAMです。少し前までは Art なしの STEM、いわゆる理系教育が脚光を浴びていましたが、最適化や品質の向上だけでは価値あるものを生み出すには十分ではなく、デザイン思考など、想像力や創造力、問題の探索や設定に寄与する能力にも注目