プラスの暗示言葉の力
もうすこししたら、近畿圏の中学入試がスタートします。うちの教室にも受験生がいます。この度の受験生は今までの受験生とは違う時間を送ってきたので、さらにいつもにもまして「どのお子さんも努力の成果を出せるように」と祈る気持ちが強いです。
緊張のあまりお腹が痛くなったり、手が震えて計算ができなかったり、舞い上がってしまい、集中できなかったりということのないよう、教室では「右脳の鍛錬」によって小さいころからここ一番の精神力を鍛えてきました。
一発勝負で身の振り方が決まる、という経験を若干11~12歳の子どもがするわけです。当然、残酷で理不尽な結果になることもあります。だからこそ「ここ一番の精神力」と、「何事もプラスに転じられる柔軟な思考癖」をトレーニングしてきたわけです。
いわゆる「右脳」の鍛錬というのは、ただ、記憶力やひらめきを育てるだけでなく、こういった「ここぞ」というときにいかに実力を発揮するか、精神を統一するプロセスを身につけるか、いついかなる時も平常心でいられるように練習する、という側面が大きいのです。
「ここ一番に力を発揮できる」」「何事もプラスに転じられる柔軟な思考癖」というのはまさに、右脳の得意とするところで、教室の子どもたちはこの力を何年もにわたってトレーニングしてきました。どの子に聞いても
「私は運がいい」「僕はここ一番に強い」
「なるようになる」「ここまできたら運を天に任せる」
と言います。
運がいいとか悪いに客観的な指標はありませんし、ここ一番に強いのか弱いのか、を計る術などもちろんありません。それでも教室の子どもたちはがこんな風に自信を持っているのは、間違いなくお母さんのプラス言葉のおかげなのです。お母さんが子どもさんにかけてきた言葉が暗示のように子どもたちの奥深い部分にしっかりと定着しているようです。
「大丈夫」「あなたならできる」「日頃の力を発揮できる」「合格する」「あなたなら頑張れる」「きっとうまくいく」
というプラス暗示の言葉をかけてあげてください。赤ちゃんでも聴いていますから。
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