「うんてい」ができたのはみんなのおかげ

今日は、数年前の小学コースのN君のエピソードを書きたいと思います。

N君は先日、学校の「うんてい」で、初めて2往復ができたそうです。努力の結果でもあったはずですが、N君は、『この成果はお友だちの声援があったからこその賜物なのでぜひ、お友だちに感謝の意を伝えさせてほしい』と担任の先生に申し出たそうです。担任の先生は、小学1年生で、そんなことを申し出る子どもがいることに大変驚かれたそうですが、給食の時間に「感謝の意を述べる時間」を設定してくださったそうです。

N君は、その場で

「僕は今日うんていが2往復できました。これができたのは、みんなのおかげです。みんなの励ましや声援があったからこそ、あきらめずに頑張れました。一言お礼を言わせてください。みんなありがとう」

と自分の感謝の気持ちを伝えたそうです。

すると、大歓声と共に拍手喝采が起こったそうです。


そして、担任の先生は、そのエピソードを保護者懇談会で話されたそうです。ですが、N君のお母さまは家庭のご都合があり、懇談会には欠席されました。すると、その日のうちに、たくさんのお母さま友から「本当に感動しました。」「N君は心が育っていますね」「N君と同じクラスでよかった」とたくさんの電話やメールが来たそうです。

N君のお母さまは、

「心が育つ、とはこういうことなのですね。先生のところに通ってきて良かった、と改めて思いました」とおっしゃいました。

私たち講師も、このようなエピソードを伺うととても嬉しいですし、「七田式心の子育て教室」を続けていく自信にもなります。

Nくん、Nくんのお母さま、ご報告ありがとうございました。

これからも、私は、目先の小さな成果や小手先の成果には目もくれず、子どもたちの10年先、20年先の姿をイメージしながら将来の大きな実を目標にしていきます。客観的に「あ、この子、違うな」と感じてもらえるまでには少なくとも6~7年かかります。能ある鷹は爪を隠してしまうからです♪

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