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そこそこに自分が幸せ、で終わってはいけない

師、七田眞氏は、日頃こんなことをおっしゃっていました。

「何のために勉強をするのか、という問いに親や先生たちはしっかりと答えられなければいけない。子どもの将来の生活基盤の安定が教育の目的、というところで終わっていてはいけない。学んだことを、世のため人のために役に立てて社会に広く貢献できる自分になるために勉強するんだ、という視点がなくてはならない。

わが子が将来、定職についてそこそこの報酬を得、伴侶を得、子どもを授かり、マイホームを建てて、家族皆が幸せに暮らしてほしい。そのために「早期教育」をする。

これがゴールであっては「私利」で終わってしまう。

自分の能力を社会に役立ててこそ「魂」の教育だよ。子どもたちを教える立場の人はこの点をよく知っておいてほしい。

『自分が生まれてきた意味を考え、人のため社会のために役に立ってこそ、自分の命を輝かせたことになるのだよ。あなたたちはそのために勉強をするんですよ。』

と子どもたちに教えてあげて欲しい。」

と。

微力ながらでも自分にできることを精一杯やろうという志を持ち、日々小学生たちと真剣に相対してきました。そんな中、教室の小学生たちに、唐突に質問をしてみることがあります。先日も、このようなやり取りがありました。

私「ねえ、みんなはプリントを毎日コツコツやっているけど本当は休みたい、って思わないの? 」

子「思わないよ。ぜんぜん」

私「そうなんだ・・・。みんなはどうしてお勉強をするの?」

子A「知らないことを知ることが楽しいから」

子B「良い大人になるために、かな?」

子C「将来、人の役に立てる自分になるために決まってるやん」

子D「大きくなって、社会に貢献するため」

子E「みんなに役に立つものを発明するんだ」

0歳からの言葉がけが深く浸透していて、ホッとするとともに感動することもしばしばです。

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