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映画メモ55「グランド・マスター」

さて、太極拳やってることだし
見ておくとするか・・・。

「グランド・マスター」

地球そもそも南北で分かれがち。
武術の世界も分かれてた様子。
そして「俺が一番」がわっさわっさ出て
群雄割拠といえば聞こえもいいというか
かっこよさそうだけど、
「アホなんじゃない?」
と思ってしまう私。

建設業に従事しているのだけど
業界団体が山ほどある。
皆まとまればスケールバリュー使えるんじゃ?
と思うけど、
「俺が一番」だらけなんだろう、
統一なんかしないわけさ。
ここで役に立つのが坂本龍馬なのだろうか。

実利よりも俺様が先に立つ面子ワールド。

これって、アカデミアにもありそう。
だから学会が乱立してるんだろうし・・・。
見かけて過去一番ぶっ飛んだのは「医療事務学会」である。

それはともかくイップ先生は
人間としても上を行くのだ。

にしても、激動過ぎる時代だったよな。
戦争中で我が子が餓死とか、
辛すぎる。
アヘン出てきたり(なんなら今もオピオイド中毒のアメリカなんて21世紀のアヘン内戦中なのか?)
家族に会えなくなったり、
本土と沖縄、
南北朝鮮、
中国と香港とか、
国破れて山河あっても家族なしじゃ寂しいじゃん。

で、カンフーマスター(嘘)の彼氏と一緒に観ていたので
あれこれ解説をしてもらえるのだが
映画だからなのか、みんな香港に逃げていることになっている。
「本当は台湾」
という解説を何回か聞いて、
「ああそうか、中国の映画だから、台湾に逃げた、なんて言えないのか」
と気付いた。
どうだエッヘン。

映画の楽しさは
歴史や文化を知ることで、また深くもなるんだろう。
「トップ・ガン」を息子たちは見ても
「ミグ」が「ソ連」の戦闘機だとは思わなかっただろうし
そもそも生まれたときにソ連はもうなかったのだ。

私は欲張りなのでもっともっと楽しみたいなと思うので
映画を見て謎の文化に出会っては色々調べたりする。
面白いなーと、もう一度見返したり。
(気になるところがあると、そればっかり気になってストーリーが二の次になったりしがち)

今見ると全然違う印象を持つことは常だけれど、
それは、時代もあるし、自分が経験を重ねてこられたことも理由になる。


で、また映画に影響されやすい私が太極拳で
「八極拳やりたーい」
と駄々をこねるまでセットなのである。
これ見たらフツーは詠春拳だろ・・・と
我ながら思うのであった。

チャン・ツィー、きれい。

おしまい。

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