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映画メモ54「ジョン・ウィック コンセクエンス」

All of this disaster began with the adorable dog.
英語よく分かんないけど、そんな感じ。

ジョン・ウィックシリーズは私にとっては
シット・コム、シチュエーションコメディ。

コメディでも胸を打たれるような友情が描かれるじゃないか。
そしてその描かれ方が大人っぽいのが私の好みに合う。
「俺たち友達!」みたいなのじゃなくてね。

私はコンチネンタルホテル・ニューヨークの支配人、ウィンストンが
「ジョナサン」
と呼ぶのが、なんかものすごく痺れるのだ。
毎回「くぅぅぅぅ」と言って胸を押さえて倒れこんでいる。
というか、私、友達ほぼいないから憧れがあるのかも。

そんなウィンストンの若き日のドラマがあるっていうじゃないの。
見なくては。

こんせくえんすってどんな意味?
と聞いたら
「報復とかだね。まあ、TOEICには出ない単語だね。
 企業買収とかは問題に出るけど、報復だ、なんて言わないから」
という面白い答えが返ってきたので
私の付き合う人は真面目だなあと思った。

真田広之も、ドニー・イェンも、パパなのが
「思えば遠くに来たもんだ」気分。
影の軍団の若手だった真田広之・・・。
ほんとかっこいいなあ、今も。

家族は、良くも悪くも人を地上に縛り付けるものと言えるのか。
私の尊属については足枷みたいなイメージがあり、
卑属=子ども達については碇、アンカーのイメージ。
私をここに踏み止まらせるのは、子ども達だけ。
誰にやれと言われたわけでもなく、自ら望んでアンカーを下ろしているから
きっと幸せなんだろう。

振り切った嫌な奴の役者さん、
ゲスくて大変に良かった。
招いてもらった食事会のレストランに文句つけるような人を
眺めている毎日だけど
やっぱこれくら嫌な奴じゃないと楽しくもないんだわ!

おしまい。


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