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お粥

お熱を出すとお粥を食べさせられた。

私の母の作るお粥は

牛乳がゆ。

コンソメや塩や胡椒やバター。

なんてねんだわ!
本気の乳がゆ!

ちなみに私は温めた牛乳が飲めない子だったし
それを知っていただろう母よ!
40度の高熱だからね、なんも言えなかったけど
私にとっては拷問だよ!

熱を出すと会社を休まなきゃいけないからって
いつもため息をつかれてた。
「お熱だしてごめんなさい」
なんて幼児の我が子に言われたら切腹したくなるぞ私なら。

ということもあり、拷問かと。
扁桃腺が腫れまくっている40度の子どもに
寝たままで粉薬を口にぶち込み
嘔吐。
胃液と扁桃腺。
そんな魔合体、悪魔すぎるだろう。

そもそも麻疹になって免疫リセットしたから
そんなんだったんじゃないのか私は。
「かわいそうで代わってあげたかった」
よりもワクチン打っとけボケカスが!
と半世紀経っても怒るくらいなので
今のヤングなママはお子に打たせた方がいい。

ちょっと逸れたが、お粥と私の付き合いが
17歳で劇的に変わった!

離乳食である。

我が子に離乳食を与えるにあたり、
一緒に食べてみたりしたわけさ。

「お粥!おいしいいいいいい!!」

そもそもご飯大好きっ子の私である。
お粥だって大好きだろうよ。
乳がゆでなければ。

コンソメや塩コショウで味を整えていれば
乳がゆですら好きだったかもしれない。
作らないけど。

あれから私は結構積極的にお粥を食べてる。
(というか育児が続いた説)

七草粥も毎年食べたりさー。
お粥美味しい。

手元で育った息子たちは私の中華粥が好きで
病気じゃなくても食べたがるので
普通のメニューにすらなってる。

創味シャンタンデラックス
塩コショウ
インゲンとかハム、卵入れる時も
そんな感じの中華粥。
最後にごま油をちょろりん。

お粥っておいしいよねえ。

「お粥が美味しい」と
人生の初期に気付けてよかった。

突然のお粥愛のお話はおしまい。

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