映画メモ84「エリザベス」
久しぶりに「エリザベス」。
ケイト・ブランシェットのもの。
エルフにしろ人間にしろ、女王っぽさすごい。
「TAR」でもある意味女王だし(オケの女王)。
1999年!
ずいぶんと昔になってしまったのだな。
25年も前だなんて。
フランス語がところどころに出てくるんだけど
ちょっと意味分かるようになったのが私の進歩か。
まあ、いろいろあれども王座を手にするのか分からんなーという
激動の時代を生きる一人の女性の物語。
今なら王位継承で戦争起きるとか殺し殺されとかはないので
そんな時代を生きるなんて、想像しただけでもヘビー。
生まれたくてこんなとこに生まれたんじゃないよ!ってやつだろうな。
何かと結婚しなくちゃという圧が、21世紀の今もかかりがちな
女性はみんなこれ見て元気出すといいよ・・・。
コスパ・タイパや、身の程知らずとかではない場合に限るけど。
パフォーマンスって言う人ほどさほどじゃない説や
お前が選ぶ方だと思っている?ケースなども見かけるので
そのあたりは「しない」のではなく「できない」説も多分にあるだろう。
何かのエクスキューズを求めて見るのであればエリザベスも
草葉の陰で泣いちゃうだろう。
実際のエリザベスの心はどうか知らないけど、
もういろんなものに区切りをつけて
出家みたいな気持ちで本当の女王になっていく。
「私の民」の「母」として生きることを決意する姿は
胸を打つ。
ウォルシンガムの存在とかもそうだけど、父の残した忠臣という遺産みたいなのが強固に彼女を固めて「偉大なる女王」にできたのかもしれない。
どんなに有能なたった一人がいたとしても
やっぱそれだけではいろいろ無理だろうし。
とても運のいい女性、とまとめても良さげ(雑)。
しかし、ロバート・・・
お前、エリザベスを妾扱いとか、侍女と浮気とか勇気りんりんすぎるだろ。
私は愛する女を妾の立場に置くような男は一切信用しないけどな。
世界はそれを愛が無いと呼ぶんだぜ?
エリザベスの立場だと、許しちゃうのかもなあ。次とかなさげだし。
しかし、ロバートの息子を偏愛するのは次の時代のお話。
ヘレン・ミレンのドラマ版「エリザベス1世」も待っている。
このままいくと「ブーリン家の姉妹」だろう。
配信ないんだよなー。
グレート・ブリティッシュ・ベイク・オフ見て以来
イギリスづいてる。
「ブリティッシュ」だけじゃないのだ、「グレート」なのだ。
この映画見ると、強く生きなきゃと思うんだ(尾崎豊)。
おしまい。
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