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賢者の言葉

私たちには周りの人を責める傾向があります。

まるで、相手が自分とはかけ離れた別の存在

であるかのように。

もっと深く見つめなくてはなりません。

他人の言動に振り回される必要などありません。

たとえ怒りや動揺が生じてもマインドフルであれば自分で自分の感情を世話することができます。

人を良い悪いとさばいたり、ガミガミ叱ったり、

周りに争いを生むような振る舞いをしたりする

代わりに、人を本当に助けるために

力を尽くすことができます。

誰も、自分の左手が怪我をしたときに、

「馬鹿な左手!どうしてそんなことができるんだ」

とは言いませんね。

左手が治るように、自然に思いやり、行動します。

これこそ家庭や職場、コミュニティーで

あまりうまくいっていなかったり、

傷つきやすかったり、難しい問題を

たくさん抱えている人たちを見るときの見方です。

「行いがあまり良くないね。あなたは変わらないといけない」とは言いません。傷ついた左手を思いやるように、思いやることを学びましょう。

私たちが誰かに怒るのは、相手の中に

「その人ではない多くの要素」があることが

見えていないからです。

その人が、前の世代から受け継いだ

「習慣のエネルギー」から行動していることが

見えていません。

私たちがもっと深い見方をすれば、

相手をもっと受容できるようになります。

これは自分自身についてもそうです。

両親や先祖、周りの人々など、自分の中にある

「他者から来ている要素」を見極められなければ、

例えば自分が地谷厳しい根本原因は

そこにあるとわかります。

心の中で友達をさばいているときに、

「これはおじいちゃんがしているんだ」

とわかります。意図的に、裁くことなく、

人とやりとりをしていくことを重ねていくと、実は「自分の行動、言葉、思考は自分のものだけではない」と言うことにますます気づいて行きます。

日々私たちの中に先祖が生きている。

この理解があれば、付き合うのが難しい人、

うまくいっていない人ともやり直し、

和解する道を見出せます。

(ティク・ナット・ハン)

合掌🙏🙏🙏

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