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海外文学のススメ『赤毛のアン』

#海外文学のススメ
というハッシュタグが目についたのでちょっと昔を思い出して書いてみようと思った。

まだ都内OLの頃。
通勤電車の中でよく読んでいた。
あの頃はスマホなんてなくて、あってもガラケー。通勤電車のお供は文庫本だった。

なぜか日本人の作品は読む気が起こらず、外国の作家のものばかり選んで買っていた。

きっかけはたぶん『赤毛のアン』だったと思う。

村岡花子さんの訳が大好きで、どんどん引き込まれ、あのシリーズは『アンの娘リラ』まで読破した。
(NHK朝ドラ「花子とアン」の放映もすごく嬉しかった。)

そこから『風と共に去りぬ』、『華麗なるギャツビー』、『怒りの葡萄』、『ペリカン文書』、『誰がために鐘は鳴る』、『秘密の花園』など、映画の原作となっている小説を主に読んでいた。

そして読んだあとに映画のビデオを買って見る、ということにハマっていた。
古くなった映画のビデオ(当時はVHS)はホームセンターなどで安く売っていたので買って見ていた。(もともとレンタルが好きではない。返すのがとてつもなくめんどくさいから。)

逆に言うと、ビデオが安くなっているものを探して、そこから原作本を買っていたこともあった。

特に好きだったのはやっぱり『赤毛のアン』。
アンの世界観が大好き。
独特な個性を周りの人々が温かく認めてあげて、アン自身も辛いことがあっても前向きに生きていく。
アンのシリーズの中には、スピンオフのような本もあってアンは出てこないのにその周りで暮らすアンに関わる人々の生活を書いたものもあって面白い。
(『アンをめぐる人々』)

結局行けていないのだが、一時期カナダのプリンスエドワード島に行く計画も立てていた。
この先の人生で行けたら嬉しい。

そういえば小説を読んで面白かった表現を手帳にメモしていたことを思い出した。
外国文学は日本人にはない表現があったりして、なるほど、そういう見方もあるのか、と感心したことが何度かあった。そのメモどこに行ったかなぁ…

特に『怒りの葡萄』は面白かった記憶がある。
時間を作って読み返したい。

"Tomorrow is always fresh with no mistakes in it."
赤毛のアンより。一番好きなセリフ。

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