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大嫌い!からちょっとだけ好きになった話。

突然ですがスギナという植物はご存知でしょうか?


別名「地獄草」とも呼ばれる抜いても抜いても生えてくるやっかいな雑草です。


スギナは日本全土に生息しており、私の住んでいる地域にもよく生えています。
当然私の家の庭のあちこちにも生えてくるわけですが、数年前家を建てて住みはじめた頃は、抜いても抜いても生えてくるスギナが大嫌いでした。

先週抜いたかと思ったらまた新しいのが生えてくるし、違う場所からも生えてくる。
もう勘弁してくれーという感じです。

私と同じようにスギナと戦っている人も多いのではないでしょうか?

このままだとキリがないので、何かスギナを退治するために、有効な手段はないのかと、スギナのことを調べてみたんですね。
まずは憎き敵を知ることからです。

そしたらスギナは地下茎で繋がっているため、根本的な原因を取り除くのは難しく、そのため見つけたらその都度抜くということくらいしか方法がないとのことでした。

スギナに限らず植物は、葉で光合成をしてエネルギーを蓄えるので、光合成ができないように葉を取り除いてしまえば、徐々に弱っていき生えてこなくなるそうです。

除草剤という手段もありますが、子供が庭で遊ぶので、あまり頼りたくないのです。

どうやら地道にコツコツしか方法はなさそうです。

スギナのことを調べていたら、駆除方法の他にも、スギナについての情報や逸話を知ることができました。

スギナ茶
スギナはお茶にして飲むことができる。
スギナは先にも書いた通り、抜いても抜いても生えてくる生命体にあふれた植物です。
お茶にして飲むことで、さまざまな健康的な作用があるそう。


スギナの逸話

広島に原爆を落とされたあと、真っ先に地面から出てきたのがこのスギナらしいです。

50年は緑は生えないと言われていた大地に、
ひょっこりと顔を出したスギナ。

それをを見た人々は
どれだけ勇気づけられたことでしょう。

スギナのことを調べていくうちに
「お前意外といいところもあるやん。」と
少しだけスギナのことが好きになりました。

今は当時のように、親の仇のように憎んではいません。それでも気になれば抜きますが。

人間関係でも同じことが言えるのかなと思います。
その人のことをよく知らないから嫌い、こわいみたいなことあると思うのです。

そして自分の持つその人へのネガティブなイメージが先行して、嫌な所ばかりに目が行くようになって余計に嫌いになる。

私が上司に抱く負の感情もそうでした。
勝手に嫌なやつだと決めつけていた時期もありました。

でもいろいろ上司の考え方など、内面的な部分を知っていくうちに、好きとまではいかないものの、いろいろ大変なんだなぁと、以前より寄り添えるようにはなりました。

知ること、知ろうとすることは大切なことなんですね。

ではまた。






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