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シナリオ作品をノベライズ

今月から来月までにかけて、過去に制作したラジオドラマや劇のシナリオを、ノベライズする作業を始めました。

今年の目標は、沢山溜まった代表の作品の中から、五作品を出版。ボロボロになった台本をチェックしていたら、ついつい読み更けてしまい、寝不足。

先日、やっと出版したのは、代表の描き下ろし小説でした。ただ、出版後、乱調乱筆箇所を見つけ、二回のアップデート。
Kindle出版の安心なシステムてはあるのてすが、原稿の手直しは、結構な作業で大変です。

昨日、代表に言いました。「ノベライズするなら、もう少し融通を利かせるやり方は沢山あるよ」

返った言葉は
「人間が読むんだから、少々、粗があってもいい。その揺らぎが必要なんだ。音楽もだ」

何十年も前、DAWが出始めた頃に、素早く導入について会議をした時の事を思い出しました。
5対1で代表の負け。
当時、かなり高額な初期型のものを導入しました。それまではNECのPC98 で音楽データを数値入力するDOS機。
でも、パソコンもソフトも全てを新調したのに、代表だけが、
「98でないと出せない揺らぎがある」
と、自ら暫く使用していました。
仕事では、私達はWindowsとソフトは常に最新版をアップデートして使用しているのですが、代表だけは現在でも、マックはOS5はまだマシな方。代表の作曲愛機は大昔のLC630

ソフトはやたら面倒な……秘密……⤵
全てノントラブル。
たまに昔のリズムマシンを使ったり。💻

まだ元気に仕事しているLC630

口癖の「揺らぎ」は、歳を取ればこの感覚が芽吹くそうです。

ノベライズ作業も、人間が書くから揺らぎが出て、それが立体的な表現になり、皆さんに価値を理解頂けるんだと。他所に代筆を頼んだり、AIには揺らぎは無理! だそうです。作品はターミネーターには任せないんだと。

音楽作品と同じだと言っています。

(●`ε´●)なら自分で作業してよ! っと、心で思う小心者のワタシ。

昨年末の紅白で、寺尾聰さんがルビーの指輪を歌われたときのバックバンドは、やはり最高の揺らぎがあった! と、今でも代表や主任たちの大講釈。
あの著名な往年のスタジオミュージシャンの方々のサウンドが〝揺らぎ〟だというのは、やっぱり私も感じます。

数人の仕事場は、揺らぎの空気感。私自身も若くないので、芽吹いているのかなと思うようにはなったのかな。

ともあれ、来月末まではノベライズ作業に頑張らなくては!

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