【特別対談】大河ドラマを通して「歴史」と「いま」をつなぐこと。ーー「伝える」面白さ、難しさとは?
2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」。
平安時代に『源氏物語』を生んだ紫式部の生涯を描くこのドラマにおいて、
文学部史学科の佐多芳彦教授が風俗考証を、
文学部文学科の根本知特任講師が題字揮毫と書道指導を担当している。
大河ドラマを通して「歴史」を現代に伝える面白さ、難しさを語り合った。
―お二人が大河ドラマ「光る君へ」に関わることになった経緯を教えてください。佐多:2012年放送の「平清盛」以来、多くの大河ドラマで風俗考証を担当しています。史実とストーリーの整合性を調整