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埼玉在住の人財育成コンサルタントです。多くの経営者の方から「立志」が口ぐせだねと言われ…

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埼玉在住の人財育成コンサルタントです。多くの経営者の方から「立志」が口ぐせだねと言われます。若いころの転職の失敗経験から、志の必要性を感じ、研修、講演等で伝えてきました。先人の知恵や人間学を経営に生かし、本当に安心して暮らせる社会づくりに貢献できる企業が増えることを願っています。

最近の記事

SDGsを本気で実現したいのならば

Z世代、若者世代が怒っている。 今の大人たちは、自分たちの未来を本気で守ろうとしてくれていないことを。 本気で環境危機に対処しようとしていないことを。 つまり、大人世代には、危機感が無い、薄いということだ。 環境危機や自然災害に本当に危機感を持っており、本気で対処しなければと思っているのであれば、もっとも効果的な対策は、世界中の工場を一定期間止めればいい。 もちろん、そのことによる弊害もあるだろう。 しかし、人類全体に及ぶ被害に比べれば、どちらを我慢すべきかは明らかだ。

    • 人間の成長とは、「私」と「公」を統合すること

      子貢問いて曰わく、賜や何如。 子曰わく、汝は器なり。 曰わく、何の器ぞや。 曰わく、瑚璉なり。 (『論語』公冶長篇より) 弟子の子貢がたずねた。 先生、私はどのような人物でしょうか。 先生(孔子)が答えた。 お前は、器だ。 (不満そうに)どのような器なのでしょうか。 先祖の祭に必要なお供えをするための(最高の)器だ。 「為政篇」で、「君子は器ならず」と聞いていたので、優れた才能を持っている子貢は不満だったのだろう。 東洋では、才能よりも徳性が勝っているタイプを君子型、反対

      • 水前寺清子のCDを聴いて

        今日、部屋の掃除をしながら昔のCDを聞いていた。 水前寺清子の懐かしい、元気な歌声。 彼女の歌を「人生の応援歌」だと人は言う。 聴いていると、恥ずかしいことに涙が溢れてきた。 あまりにも苦しいことが長く続きすぎたからだろう。 傷つき、疲れた心を癒してくれているようだ。 心が落ち着くと、次の言葉が浮かんできた。 『子曰わく、詩三百一言以て之を蔽う。曰わく、思邪無し。』 およそ三百篇ある『詩経』を貫いているのは、 『思い、邪(よこしま)無し』という精神だという。 私欲

        • まずは形から~3つの実践~

          日本人が失った「道」を楽しむと決めた。 それが、自分を成長させ、人生を充実させてくれるからだ。 困難な時代でもしっかりと生きていくことができる自分づくりに、楽しみながら挑戦しよう。 人間が成長するためには、まず学ぶこと。 そして、気づいたことを実践すること。 最後に、自分の行動を反省することの3つが必要だ。 このなかで最も注意が必要なことは、「反省」である。 国民教育の父と言われる森信三先生は、 『人間は、道すなわち教えというものに出会わないことには、容易に自分を反省す

        SDGsを本気で実現したいのならば

          これからの人生、「道」を楽しみたい!

          今年、5月の誕生日を迎えると、「高齢者」になる。 自分が高齢者と呼ばれるようになるとは・・・ 今はまだ実感が湧かない。 学生時代は、何も考えていなかった。 就職雑誌を見て、ボーナスの良さに魅かれて某フォワーダーに入社。 福岡を出て、関西へ。 3年目、通関士の資格をとり、26歳で結婚、28歳で長男が誕生。 と、そこまでは順調な滑り出しだった。 その年の暮れ、都内の営業所に転勤命令が出た。 最初は、既存顧客担当で可もなく不可もなくだった。 営業2年目に、係長になるも営業ノウ

          これからの人生、「道」を楽しみたい!

          【人間学と経営】「経営の5S」競争を

          『子曰わく、君子は争う所無し。必ずや射か。 揖譲(ゆうじょう)して升(のぼ)り下り、而して飲ましむ。 其の争いや君子なり。』 (解釈) 先生が言われた。君子は、争わない。争うのは、ただ礼射ぐらいであろうか。 互いに会釈して上り下り、射が終わると互いに酒を酌み交わす。 これこそ君子の争いというものだ。 (解説) 資本主義社会では、企業は常に競争の中にあります。 買う側は、良いものを少しでも安く買いたいと思います。 ですから、価格や品質、またデリバリーなどで企業は 競争してい

          【人間学と経営】「経営の5S」競争を