見出し画像

初めて歌詞の魅力と出会った曲 Brand-New Myself~僕にできること~/Charcoal Filter


2002年に発売されたCharcoal Filter9作目のシングル。


私にとって、歌詞を味わうことの楽しさを知り、

「音楽に励まされる」という意味を理解する初めての曲になった。




歌詞カードを片手に音楽を聴く時間が至福の時だった


大学時代、カラオケで歌える曲のレパートリーを増やそうと、歌詞カードを観ながら音楽を聴いてた。

アルバム1周終わったら、また最初から聴きたくなり、次はその中でも気に入った曲を聴きたくなり、それが終わったらカラオケで歌えそうな曲を聞き出して、納得するまで繰り返し聴き続けて、何時間も過ぎてることも。

この時間が本当に幸せだったんだよねぇ。



自分について考える時間もたっぷりあった


それから大学時代といえば、自分と向き合う時間が多かった。

(長くなるのでここでは書かないけど、参考までに↓)



急にサビの歌詞が心に響いてきた


頭の奥で自分のことを悩んだり考えたりしながら、歌詞を目で追いながら口ずさんでいたら、ある時急にこの曲の歌詞がすーっと私の中に入ってきた。

意味を伴って。

当時の細かい心境までは覚えていないけど、突然だったのは覚えている。

駄目な自分を愛せはしない
強く生まれ変われ
やると決めたら背伸びはしない
体ひとつでぶち当たれ


当時の悩みが多い状況ともリンクしていたんだろう。

自分の嫌なところばかりが気になってたけど、「これも自分」「ここは気に入ってくれる人もいる」と、自分の良さも見えてきて、「もう少し自信を持ってもいいんじゃないかな」と思えるようになってきた頃にちょうど聴いていたのが、この曲が入っているCharcoal Filterのベストアルバム。

ずっと背伸びして「理想の自分」になろうとしてたけど、実際には「理想の自分」が何なのかすら分かっていなかった。「自分は自分でいいんだ」と、やっと気づいた。

この曲が、さらに私を肯定してくれたんだ。



歌詞も重視するようになった


それまでは「音楽はメロディーが大事!」派だった。

歌詞は重視してこなかった。きれいごとだけ並べてるだけだと思って。

きっと歌詞に共感できるほど成長してなかったんだろうな。


あれ以来、歌詞の魅力も分かって、その数年後にはBUMP OF CHICKENやRADWIMPSに心酔することになっていきます。

今でも、壁にぶつかって悩んだ後に自分なりの答えを出して前に進もうと思うときには、Charcoal Filterの『Brand-New Myself』とBENNIE Kの『Sky』の2曲に背中を後押ししてもらいます。

両アーティストとも解散してしまったのが残念でなりません。



MATCHのCMの定番でした


Charcoal Filterも名曲は多いんです。

炭酸飲料MATCHのCMでよく使われていましたね。

なつかしい。。。


『はじけよう』


『やさしさライセンス』


『Brand-New Myself』


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?