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これはただの作業

抉られたところは、そのままなんだなと感じた。
別れ際に寂しさを感じたり、気にかけてくれたり気にかけたい人が出来た、にも関わらず。
時々思い出したように、抉られたところが痛み出す。

結局のところ、大事だとか、全部嘘だったんだと結論付けた。
わたしだけが、馬鹿みたいに思っていた。
ただそれだけのこと。
終わったことが、どうしようもなく苦しくなるこんな夜。
今、この時だけ乗り越えたら、明日の朝には楽に息が出来ている。
そうやって過去にしていく、作業。
こういうことを本当はもっとちゃんと一人でやらなければいけなかったのにね。
甘えてしまうよ。ごめんね。

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