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英語の苦手を克服 !! では、どこから?
英語が苦手 !? だからって単語だけ覚えてもね… という人もいます。けれど、本当に英語を苦手としている人の多くが、単語の読み書きでつまずいています。
では、どうしたら?
まず、第一のポイントは、すでに知っていることを生かすことです。私たちは毎日の暮らしの中で、たくさんの英単語にふれています。このカレンダーでは、その知識を活かして「語を学び取る力(ストラテジー)」を伸ばします。 例えば次のような語…
ice :氷、冷やす rice :米、ご飯 price :価格
これらは ice をもとに r + ice = rice のような「音の足し算・引き算」に慣れれば、すぐに読み書きできるようになります。さらに prime などなじみの薄い単語も price の c を m に替えただけだと気づけば、すぐに読めて、繰り返し練習などしなくても書けるようになります。
rice:米 ride:乗る ripe:熟れた rise:上がる
price:価格 prime:主要な prize:賞 pride:誇り
ユーレカ【eureka】 気づき と 学び
小学校高学年ともなれば、英語学習に活かせるカタカナ語と限定しても相当数の語を使いこなしています。中学生以上なら、多い人では軽く2,000語を超えることでしょう。
supplement:サプリメント、追加 supply:供給する
application:アプリ、応用、申込み apply:適用する
その知識を生かさない手はありません。サプリは知っていても supply は…という人も少なくありませんが supply は supplement の動詞形です。さらに sup + ply( ply は fly:飛ぶ とそっくりですね)とすれば、読み書きだって簡単です。
このカレンダーの特長の1つは、「知っていたのに生かせていなかった知識」を生かせるようにすること、「気づき」をもたらし「自ら学び取る力を伸ばすこと」にあります。金の純度を量る方法を発見したアルキメデス「ユーレカ」と叫んだそうですが、それと同じような方法で学べば、2,000語を倍以上に増やすのも、さほど難しくはなくなります。
そこで見えてくる壁…
第二のポイントは、「音の足し算・引き算」に慣れることです。実はこれが意外と難しく、そこでつまずく人も少なくありません。
sin:罪 sing:歌う sting:刺す string:ひも
pan:平なべ plan:計画 plant:植物 planet:惑星
日本語では si は「し」、pa は「ぱ」ですから s + i / p + a のような足し算には不慣れとなりがちです。ましてや r + ice となると「ルアイス」のようになって「ライス」には結びつけられない、またはその処理に手間取って文意を捉えることが難しくなってしまうこともあります。
駆け足が早くても歌は苦手という人がいるように、全般的な学習能力とはかかわりなく、このような操作に慣れるために時間を要する人もいます。その練習は週に何時間かまとめてよりも、少しずつ繰り返した方が効果的です。「どうしてカレンダーなんですか?」と聞かれることもままありますが、その答えは、「毎日、たとえ5秒でも繰り返し見て、読んでもらえるようにする」ためです。
次回は…
次の4語を読んでみてください。derive や deprive など見聞きしたことがない語もあるかもしれません。次回は、こういった単語の意味を覚えて、忘れない(?)ようにする方法をお話しします。
dive:飛び込む drive:運転する derive:引き出す deprive:奪う
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