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許されるのなら まだ消えないで


9/19 12:00


忘れもしない4限目の英語の授業。

近くの席のジャニオタの友達と情報局からのメールをたまたま見た。そのメールの文面には『ジュニア情報局会員の皆さまに、HiHi Jetsよりご報告がございます。』と書かれていた。
悪いことであるような気がしてざわざわと胸騒ぎがしていた。


授業中だったけれど友達の勧めで小さな音で動画を再生した。


大好きな5人は動画を再生するとスーツを着て一列に並んでいた。
はじめに口をひらいた優斗くんの言葉を聞いてそれ以上はもう再生する気にもなれなかった。その口から語られた言葉を耳が音としては受け取っても脳は理解することを拒んでいた。最初はただ理解できなかった。
10分ぐらいしてそれが現実であることを理解してしまったとき、堰を切ったように泣き始めてしまった。自分でもびっくりした。愛おしい存在がなくなってしまうことが悲しくて泣くことなんて初めてだったから。


2年半でこんなにも大切で大好きなアイドルになるなんて思ってもなかった。別に感動的な出会いではなかったから。いろいろあって今はもう不仲な友人がオタクをしていたことをきっかけに出会った。そのときの私は井上瑞稀くんに惹かれていた。今では彼だけでなく彼がリーダーを務めるHiHiJetsが大好きになった。
そして彼が、彼らが好きだからという理由でできることもどんどん増えたし新しいことにも沢山挑戦した。



気づけば人生においてなによりも大事な存在にまでなっていた。人生において大事なことも彼らから学んだ。彼らがいるからこそ生きてこられた。彼ら5人と新しい景色を見るのが生きがいになっていた。そして彼らがいつも背中を押してくれた。

それは紛れもなくがむしゃらな夢を背負いこんで夢を駆けているHiHi Jetsが私たちに1分1秒飽きない衝撃のエンターテイメントを提供してくれたからであり、見ているだけで笑顔になれた。見ているだけで勇気が貰えた彼らの作り出すコンテンツ全てが大切だった。更新される度胸の奥がキラキラ光っていた。


小さい頃からの夢が現実的じゃないことに気づいて絶望しても暗闇の中で見つけた希望の彼らは新しい夢をくれた。凍えそうな長い夜を超えて見えなかった道を見つけた。


辛いことが起こる度彼らは私のことを助けてくれた。
どんな暗闇にいても必ず希望の光を照らしてくれた。
でも今回は誰に助けてもらえばいいのか分からなくて不安だった。
私にとって助けてくれるのはいつも彼らだったから。




でも

5人のHiHi Jetsは私に新しい事を教えてくれた。

永遠なんてどこにも存在しないこと。

当たり前の毎日を大切にしなきゃいけないこと。

人と人の意見は対立するし必ずしも誰もが納得できる形になることばかりではないこと。

この世は理不尽であること。


ほんとにほんとに5人のHiHi Jetsが大切で大好きなのに今日を最後に5人のという枕詞が消えてしまう。こんな形で伝説になるなんて誰も求めてなかった。本音は5人で華々しくデビューしてデビュー組の仲間入りしてほしかったし国立競技場でライブをしてほしかった。そんなことを言ってももう変わらないし仕方ない。



「無かったことにする必要なんてないし、大切にしまっておこう。」って瑞稀くんは伝記でいってくれた。ずっとずっと5人のHiHi Jetsを忘れることはないし誰よりも輝く五芒星を作ってくれた事実は消えない。なによりこんなことなら出会わなければよかったなんて微塵も思わないほどに彼らは私の人生をキラキラ輝かせてくれた。


この11日間たくさんのことを考えたし彼らも沢山の言葉をくれた。
やっぱり5人が好きで大切だと再認識できた。

ありがとうって何回何乗しても足りない。



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