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White NOise #10

真っ白な夢と真っ黒な夢の間。

そこで、僕達は真っ赫な嘘を吐き出した。

泣き出した子供の頬を滑り落ちていく白銀の雫。

せめて、灰色にしとけばよかったのに。

なんて、君は言うけれど。

僕には、シロかクロかのスイッチしか残されていなかったんだ。

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