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いつもと違う夏


去年までは夏休みが待ち遠しくてしかたなかったのですが
今年は大学の授業がオンラインになり
そういえばいつから夏休みなんだろう〜って
気づいた時には、あっさりと夏休みが始まっていました。

やっと夏休みだ〜〜ってテストを乗り越えて
味わう気持ちも当たり前じゃなかったんだなって知りました。

私自身、どの大学に入ろうか最後2校まで悩んで
結局決めては”キャンパスがきれいだったこと”で
今の大学に来たので、キャンパスライフを経験してない
新1年生はかわいそうだなぁって思います。

想像していた大学生活と程遠いものにきっとなってるんだろうな。

卒業式も入学式もなくなって
人生の節目の行事がなくなって
なんだかやるせ無い気持ちなんじゃないかな。

今年の修学旅行もなくなっちゃうニュースが最近よく流れてきて
高校生時代、部活動か簿記の勉強ばかりしていた私が
今年高校生だったらきっと落ち込むどころの話じゃないなって思います。


とにかく、
当たり前が当たり前じゃなくなる日なんて
意外とあっさりときちゃうんだなってことを
今年に入り、身にしみて感じています。


会いたい人にすぐに会えることも
行きたいと思った場所にすぐに行けることも
夏に花火大会があることも全部当たり前だと思っていました。

今年の夏は、旅行にも行けないし花火も上がりません。
花火大会を見に行く約束もしないし、
飛行機の予約をすることもありません。


でもその分、身近にいる人を大切にする時間が増えて
自分の気持ちに正直になることができて
今まで目を向けることのなかったことに
目を向けるきっかけができました。
悪いことばかりじゃない。


今までの夏休みや生活とはガラッと違うけど、
いつもと違うからこそ当たり前の大切さや
これまでの自由に気づけた人は多いのではないかなと思います。

”できない”ってなると、急にしたいことがポンポンと増えてくるんですね。
不思議だなぁ。
旅行に行けないってなると急に行きたくなるし、
カラオケがダメって言われると行きたくなるし、
宴会がダメって言われると急にみんなに会いたくなります。

今までは、いつでもできるからを言い訳にできてなかったことが
多すぎた自分にも気付きました。

高校生まで英語が大好きだった自分も
高校に入り、あまり英語を勉強することがなくなり
大学に入ると英語のクラスは1番下。
それでも英語は好きだったのですが、大学に入ると
英語が喋れる人が当たり前にたくさんいて、英語が好きというコトさえ
言えなくなっている自分がいました。

留学だって、いつか行こうと思っているうちに、
もうすぐ大学4年生。
留学に行けなくなる世の中を誰が想像していたでしょうか。

カラオケに行ったストーリーをあげたら非難される世の中を。
堂々と旅行に行けなくなる世の中を。
ただ一生懸命仕事をしているだけで叩かれる飲食店の方々のことも。

誰が予想できたでしょうか。


県外への移動を控えろ。
4人以上の宴会を自粛してほしい。
これ以上コロナが広がらないようにするためにたった小さい行動
を控えることなら私には簡単にできます。

でもその裏で、
観光地で働いている方々や、旅館を運営しているかた、スタッフさん
飲食店の経営者の方 その他にもたくさん
苦しんでいる人がいるという現実もあります。

ウイルスが日々広がっていくこの世の中で
命を最優先で考え、その上全員の暮らしも守っていくとなると
何が最善策なのか私の頭ではこれっぽっちもわかりません。

最近は悲しいニュースが多すぎるから、
自分自身は辛いことがあったわけでもないのに無性に悲しい
気持ちになります。悔しいなぁ。


最近はコロナが収束したらしたいことを考えてワクワクしています。
と、同時に完全に収束する未来はくるのだろうかとも考えています。
どっちにしろ、自分にできる最大のことでワクワクできることを見つけたい。
目に見えないウイルスのせいで、これ以上悲しむ人が少しでも減りますように。


 ”微力だけど無力じゃない”

これは去年、頑張りたいけど私の力なんて
きっとなんの役にも立たないなって思ってた時に出会った言葉。
小さい力でも無力よりはずっとずっと大きい。


こんなにどんよりとした世の中が続いているから
きっと眩しいくらいの未来が待っているはず。
私にも何か力になることが見つかりますように!


大好きな夏がやってきたから
今年もとびきりの夏にしちゃう!!!

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