見出し画像

まずは自己紹介

はじめまして。
ご覧になって頂き、ありがとうございます。

まずは私の自己紹介をさせていただきますね。それから、なぜnoteを始めようと思ったのか。
お付き合いいただけたら幸いです。

私は30代後半の職業、歯科衛生士です。
夫と2人暮らしで、現在妊活の為に正社員での仕事をお休みし、保健センターにて非常勤で3歳児までの口腔内に関わるお仕事をしております。

時はかなり遡り中学時代。私は高校受験の為に塾に行っているのも学年で1割程度の、とある田舎の中学校に通う、やりたい事も得意な事も何もわからない、自分に自信のない中学生でした。
高校進学となった際、友人に言われた『一緒の高校に行こう』という言葉で進路を決定し(その子は結局別の私立高校に進学したという苦い思い出)
市内でなかなか下から数える普通科高校へ進学し時は流れ、そしてまた進路を決める時が来ます。


時は就職氷河期時代。求人?何の資格も、そして教養もない高校に求人などほとんど来ません。進学?四年生大学に進学する学生なんて、当時その高校には殆ど居ません。短大とか…何を学びに?専門学校…何の専門家になりたいの?
そして先生に言われた『この歯科衛生士の専門学校だったら指定校推薦出せるぞ』
この一言で私の進路は決まりました。
そして2年後、無事に卒業し歯科衛生士に。
ただずっと心の中にある〝この仕事向いてないかも…”
だってやりたい仕事じゃないから
だってだって、でもでも…

けれど不思議なもので毎日目の前の仕事を一生懸命こなしていく経験は、次第に自信に変わって行きました。幸いにも就職先の歯科医院の先生は、歯科衛生士にお勉強をさせたい先生。また、ひょんな機会があり歯科衛生士会へ入会。沢山の経験と人との出会いが私に歯科衛生士という仕事の楽しさを教えてくれました。
その後転職し、新規開業の歯科医院へ。最初は正社員の歯科衛生士は私一人で、まだ若い歯科医師の先生とぶつかり合いながら診療にあたり、患者さんと向き合い、自分の知識と技術を高め、また新しく歯科衛生士が入職してきては、その子達に指導をする毎日でした。

転機が訪れます。
知り合いの歯科衛生士から『歯科衛生士専門学校の教員をやってみませんか?』とのお誘い。
母校ではなく、昔の私を知っている人は居ない環境が逆に背中を押してくれました。


私には経験から得た技術と知識がある、という自信がありました。
教科書を開き、忘れていた基本的な事を勉強しながら学生に知識と技術を教える毎日がはじまりましたが、専門学校の教員の仕事は歯科衛生士に必要な技術と知識を教えるだけではありませんでした。
沢山のそして様々なタイプの19、20歳頃の女の子達と関わる事の大変さ。
そして彼女達は、私と同じ、やりたい事も得意な事もわからない、自分に自信のない女の子達でした。まだ精神的に幼かった過去の自分を見ているようで、苦しんでいる彼女達を見ると自分も苦しくなるような思いでした。

自分の経験を通して知った、自分で選択することの大切さ。自分で選択し、経験した事は自信に繋がるということ。
無知でいることはリスクであるということ。
自分で調べて動けば、社会の見え方が変わること。
だけど、その事を教わる機会があまりないということ。

自分の事で必死だった20代を経て、30代も終盤に
なり、若い歯科衛生士の方のチカラに少しでもなれたらいいなと思います。
そんな思いのもと、長くなってしまいましたが、noteはじめます。

この記事が参加している募集

#自己紹介

231,496件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?