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国際結婚で英語は上達するか?いやいや、そんなに甘くない話

アメリカ人の主人と一緒になって、早20年。

主人とは、大手英会話学校の同僚であった。

同時期にハワイにいながらも、現地では一度も会った事はなかった。

彼は日本語を、私は英語を上達させたい共通の企みがらあり、仲良くなった。
(また、教室がたまたま隣りだったことも、運命か?)

本人には言えないが、会った時、全く私のタイプでは無かった為、付き合う事になるとは夢にも思わなかった。

彼の初対面の印象は、

He must be a geek, for sure.


絶対にこいつ、オタクに違いない


当日、彼はものすごく度の強い眼鏡をかけていたせいもあるかもしれない。

人生、何が起こるか分からないものだ。


毎日の会話は英語、さぞや…
【国際結婚】
•さぞや、英語が上達するのだろうな〜。
•英語の質問がスグに出来て、便利だろうな
•発音も注意してくれて、いいだろうな〜

と、思われた読者の方、

残念ながら

That's not gonna happen!

それは絶対に起こりません


理由その1)
一緒に暮らしている際の会話は、腹が減った!何を呑む?何の映画を観る?
程度のもので、オフィスで使うような高度な英単語や丁寧な表現は、まず使わないから。

英文のチェックをお願いする事もあるが、意味が通じていれば、細かい点や改善点の指摘は全くない。
その都度、またモヤモヤが残る。


理由その2)
一緒に映画を観ていて、私が知らない単語をその場で調べようとすると、怒られる。

Context!!!!!

(映画のシーンの)
状況から判断せよ!


と、げきが飛び、分からないまま、想像の枠を超えられず、悶々とする。

英単語の意味を、ただで優しく教えてくれるなぞ、夢にも思ってはいけない!

理由その3)
発音は余程、意味が分からない場合、聞き返えされる事はあっても、矯正は全くない!
そのたびに、自信がドンドンなくなり、悶々とする。


何故なら20年も一緒にいれば、言いたい事の察しはつくものだ。

いちいち休日に、家でまで発音練習レッスンはしたくないだろう。

ちなみに、家では、彼の文法のミスを私が正す事も少なくない。

すると彼は、

I'm off the clock.

勤務時間外だ。

と、応戦して来る。


人間のコミニュケーションにおいて、言語の占める割合は、僅か7パーセントといわれている。
残りの93パーセントは、顔の表情や、トーン・イントネーションである。

極端に言えば、正しい文法も単語の選択も次第に不要になり、2人に共通の暗号が成立すれば、新しい言語が自然に生まれ、それで充分コミニュケーションは成立してしまうのだ。

よく、「家族に車の運転を習うな」と言われる。
教える方も、教えられる方も、感情的になり客観視できず、ケンカで終わるからだ。

【結論】

語学は家族ではなく、他人様から、有料で習ったほうが、気持ち良く、効率的に、気兼ねなく楽しく学べます。

今では 私が 彼から、


You are an OTAKU!

と呼ばれている。


そうです。私は英語オタクです。

I am a geek. Geeks are happy!


私はオタクです。オタクは幸せ。


自分の好きな事を 極められるという事は、
幸せです。

                    Thank you for reading. MAHALO.

                                                        Risako Gray


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