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#13 予定詰め込み人間が休日を暇にしてみたら、余白が生まれてよかった話。

私は基本的に、予定詰め込み人間である。
暇があまり好きではなく、
というより、何もしていないことで、
時間を無駄にしている気がして罪悪感を
感じてしまうからだ。

何か前に進むことをするために
時間を使わないと、その時間は無駄だと
思ってしまっていた。

そのせいで、入れられる予定は全部詰め込み、
色々なことに手を出す習慣を自分自身で作って
しまっていたのだ。

最近、その心境に変化があった。

カレンダーに、「予定を入れないという予定」を
入れるようにしてみたことである。

この「予定を入れないという予定」を
作ってみたことで生まれた良いことは
大きく三つある。

一つめは、その週中にタスクが完了するようになったことである。

今まで、平日に自分のキャパを
詰め込む癖があったが、
平日にそんな量のタスクを捌けるわけもなく、
休日にまで持ち越してしまうのであるが、

休日にも遊びやその他の予定を
詰められるだけ詰め込んでいるので、
結局終わらないタスクが出てきてしまうという
負のループ。

負債はどんどんと溜まっていき、結局やりたいことを
全て消化しきれずに1年が過ぎてしまったこともある。

二つ目は、内省の時間が取れるようになったことだ。

誰かと会う予定を組んだり、
仕事の予定を入れてしまうと、
自分自身の内面と向き合う時間が
いつの間にか無くなっていたりする。

その時間自体は、緊急なことではないので、
なかったとしても何か喫緊の問題が起こるわけではない。

ただ、緊急ではないだけで、重要なことではある。

それはやらなければいけないことではないが、
後からやっておけばよかったと思うことだ。
2022年までの経験で、私は実際そう思った。

走り続けているだけだと、
それが本当に正しい方向に走っているのか、
いつの間にか走るべき道から外れてしまっている
場合もある。

迷ったり、立ち止まったりする時間がなければ、
そのチューニングすらできない。

それは自分の心の中と向き合う時間を取らなければ
難しいのだ。

三つ目は、ゆっくりと、のんびりと、
時間を過ごせるようになったことだ。

以前はのんびりと過ごす時間は無駄な時間だと
思っていた。誰かと会ったり、作業をしなければ
その時間はただ無駄にしているだけだと。

でも、そうやって過ごしていては、
知らぬ間に心と体は疲弊していく。

そうやって実際、1ヶ月に1回は必ず
体調を崩してしまうのが私だった。

体調を崩して、ただ寝ているだけの時間の方が、
よっぽどもったいないのに、
そのことに気づいたのもつい最近だ。

自分の心と体は自分の一番の資産と言える。
だからこの二つを健康的に保つことは、
全然無駄なことじゃない。

そのためには何が必要かと考えたときに
私には次のことが挙げられる。

・好きな人に会うこと
・美味しいものを食べること
・自然豊かな場所に行くこと
・色々なクリエイティブ(作品)に触れること

これを満たすことができれば、
私は大体健康的に居れる気がする。

だから、私は気の置けない人と出かけたり、
飲みに行く時間を増やすようにした。

一人でふらっと買い物に出かけたり、
ちょっと美味しいご飯を食べたりすることも増やした。

家でまったりと映画を見たり、
ドラマを一気見したりする時間も増やした。

そういうことをしていると、
いかに社会人は同じことを繰り返す毎日を
過ごしているかに気づいた。

それが悪いことなのかはわからないが、
個人的には豊かな人生にならないような気がした。

ときにはハメを外して、
自分を解放することも必要だと思った。

よく考えるとこの三つ目が好きな休日の過ごし方かも
知れない。

自分の好きなことに没頭する時間を作ったり、
はたまた車で遠くに出かけてみたり、
何をするのが好き!というわけではないけど、
そうやって「余白」のある休日を過ごすことが
今ハマっていることかもしれない。

それでも、そういう休日を過ごせるのは
1ヶ月のうちに何回かしかないので、笑

もう少し余白を取り入れていきたい。

メリハリ、ですかね。

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