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ベトナムでの5週間と、これからの梨沙

こんにちは、梨沙です。

ベトナムでの5週間のインターンシップ、その後の外出自粛のだらだら生活を経て、いつの間にか3回生になりました。

ベトナムでの5週間について、
言葉にしないとこれから上手く進める気もしないし、
「で、結局何を学んだの?」なんて聞いてきそうなこわーい顔がたくさん頭に浮かぶし、
ひいいいいいい、と思いながらも、言葉にしていこうと思います。

テーマはこの5つです。
かしこまって書いた前回のnoteがなかなかに気に入らないので、今回は自分らしく、自由に言葉を綴って行けたらと思います。


1.生徒がめちゃくちゃ可愛かったこと。

もう、めちゃくちゃ可愛くて、愛おしいんです。生徒が。
この話抜きに、私の5週間は語れません。

ちなみに、こんなことを言うと、生徒って何歳?って大体聞かれるんですが、18歳~24歳です。そう、年上もいます。

まずは、彼らの可愛いエピソードを1つ紹介します。
私が5週間寝泊りしていた寮は、女子生徒の寮の隣、男子生徒の寮の前にあったのですが、私が外にいると声が聞こえるようで、寮の窓からバーっと生徒の顔が出てきて、「先生こんばんは!」とか「こんにちは!」と言ってくれるんです。
何人かがだーっと下に降りてきて、そこからおしゃべりタイムが始まります。
誰かをからかったり、自分でボケたり、ベトナム語を教えてもらったり、とにかくその時間が楽しくて。いつもスッと横に座ってくれる生徒とかもう可愛さの塊です。話せない日の夜は寂しくてたまりませんでした。

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彼らには、日本の18歳〜24歳にはなかなか感じることのできない無邪気さがありました。子供とは違う、でも変にスレたりひねくれたりしていない、素直で純粋な優しさや明るさを持っていました。

だからこそ、突然日本からきた年も変わらない「先生」にすぐになついてくれるんだと思います。
本音と建前を駆使した駆け引きや、お互いの分析、遠慮がない、そして笑いに溢れた空間は、本当にあたたかくて楽しかったです。

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そして、私が一番素敵だと思ったのは、みんなの協調性です。
みんなで何かを準備する時に、誰もサボらないんです。
誰もサボらないから、「私頑張ってるのに!」なんてイライラする人もいない。すごく平和。
料理も、皿洗いも、パーティも、掃除も、手伝ってって言われたらすぐにするし、言われなくても自分からする。それは当たり前の文化のようで、とても素敵でした。

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3週目くらいから、生徒の写真をたくさん撮るようになりました。
「彼らの可愛さを日本の人に知ってほしい」
そう思って、彼らの写真をたくさん撮りました。
初めて、誰かに何かを伝えたいと思って写真を撮りました。

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2. 幸せであれば、自分ってもっと素敵な人になれるってこと。

私がベトナムで出会った私は、とっても幸せで余裕のある私でした。
「今幸せ?」って聞かれて、自信満々で「はい!!!」と答えられるくらい。そう、このびっくりマークも3つ以上つけて答えちゃうくらいの幸せ度。伝われ…!

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ベトナムでの生活は、それなりに大変です。
働くのだから、1日の予定はぎっしりです。体調を崩すこともありました。
日本にいるときの私は、如何せん愚痴が多い。苦しい状況に酔って自分で潰れることもあります。
だから、いつもだったら悪いところばかり見つけて、大変!と思う自分に飲み込まれていたかもしれません。

けれど、何より生徒が可愛くて、愛おしい。
そして毎日ご飯が美味しい。
そんな幸せスーパーりさちゃんは一味違う!
大変なことよりも楽しいことに目がいくし、体調だって「まあ大丈夫!」なんて乗り切れてしまう。
そんな自分は、いつもより周りの人を笑顔にできました。
「りささんの笑顔は周りの人を元気にしますね」
と社長さんにも言ってもらいました。

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自分が頑張っている時も、人を気遣ったり、励ましたりできる人ってすごい。私はそうなれないし、そういう人はすごい。
ずっとずっと、そう思っていました。

でも「私はそうなれないし」には、「頑張っている時は苦しい時である」という前提がいつの間にかできていたことに気付きました。
今回で「楽しみながら頑張る」という選択肢に気付き、楽しみながら頑張っていると、周りの人を気遣うことももっとできるんじゃないか、そう思いました。
ベトナムで出会えた、新しい自分です。


3.その幸せは、きっと自分自身で作っていけること。


やあああ長い。でも自分にとって必要な長さなので突っ走ります。

幸せな自分は素敵!ってことに気づいた一方で、この幸せってベトナムでの環境に依存してない…?という気づきもありました。
え、じゃあ私日本に帰ったら元通りなの??
私、日本でもこんな自分でいるにはどうしたらいいの??

人に相談しつつ、答えを一旦出しました。

今出ている答えは、
・幸せになろうとすること
・笑顔で頑張れちゃう夢中な時間を選んでいくこと

です。

健康に生きること、楽しいものに目を向けること、大変なことは解決するかあんまり気にしないこと、などなど。
大変な時も、笑っちゃう瞬間を作りに行く。楽しんじゃう。
そんな時間を選び続けていくことが大切なのではないか!!!
と、そんな感じです。

これから実践していきます。

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4. 20年で自分は、それなりに成長していたこと。

ここまでで、色々と過去の自分を超えたぜ!みたいな文章を書いたわけですが、それなりにこの20年を認められた時間でもありました。
やりたいことがあった時、それを大した障壁なく実現できたのは、自分にそれなりの知識や技術があったからでした。
これまでの時間できちんと積み上げてきたものです。

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積み上げたきたものの中には、自分ルールもありました。
思ったことはちゃんと行動に移して結果までつなげること
は、その1つです。

結果に関しては、出る時期があまりにも遠いので一旦置いておく。(ただ授業の場合、生徒の表情や空気感は掴みながら次回につなげていました。)
でも、「こう思ったんだ」「こう考えたんだ」だけじゃなくて、
で、何したの?私」に常に答えられる時間を過ごすこと。
いいアイデアも、見つけた課題も、そこから実行して、
望む結果を出すために妥協なく頑張り続けること。
この意識が私をたくさん動かしてくれました。

これは、昨年1年間、組織のミドルリーダーをさせてもらう中で持つべき意識としてある日ふっと言葉になったものでした。
これからの人生で、とても大事な自分ルールであり、誇れるものだと思いました。

20年間ちゃんと頑張ってたよ自分。
そう思えました。

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5. 私は、これからこんな人になりたいってこと。

さあやっと最後のテーマです。

こんな人になりたい。
この言葉が出てくることが、この5週間の目標の一つでした。
わーい!達成したで、自分。

思う、実行する、そして、誰かに届くところまで頑張る人。
当たり前に周りの人を手伝う人。
周りの人を笑顔にできる人。
笑顔で頑張れちゃう夢中な時間を選んでいる人。
目の前のものに、素直に愛情と感謝を感じている人。
辛いものよりも、楽しくて素敵なものに目を向けている人。
「楽しい?幸せ?」って聞かれて、「楽しい!!!幸せ!!!!」ってびっくりマーク3つも4つもつけて答えられる人。
そして、誰かの痛みに敏感であれる人。

こんな人に、なりたいです。


でも、まだ言葉になってないものもあるんです。
備忘録がてらに書き残させてください。

それは、言葉の話。
ベトナムでお会いした、株式会社Bloomsという会社の社長さん、住山さん
住山さんとの出会いのきっかけは省略しますが、本当に素敵な人で、たっぷり4時間くらいお話させていただきました。(お忙しい中本当にありがとうございました🙇‍♀️)
その中で、住山さんの言葉についてのお話を、聞かせていただきました。

住山さんがおっしゃっていたのは、
「相手のテリトリーと自分のテリトリーの中で言葉を使う」
という考え方。
自分のテリトリーを自分の言葉で語ることと、相手のテリトリーに踏み入って自分の言葉で語ること、これはきちんと区別して、その言葉を選ぶべきだということ。

これは、自分がずっと考えてきた言葉のあれこれをスッと整理してくれる考え方でした。住山さん、本当にありがとうございます。
相手のテリトリーに踏み込むことを、きちんと意識できる人でありたいし、自分の言葉が今どこで何をしているのかを、考えて使いたいです。
ここからまだまだ試行錯誤です。

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さあさあ本当に長くなってしまってまじでびびっています。もう少し簡潔に書けるようになりたいものです。
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
そして、これだけ素敵な時間を一緒に作ってくださった全ての方に感謝が止まりません。また改めて、お礼をさせてください。

こんな感じで、梨沙はこれからも頑張っていきます。
ぜひ、これからも見守ったりかまったりしてください!
ありがとうございました!

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2020年3月21日これからの自分に、期待と決意を込めて。
location:神戸
photographer: Go Mitarai

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