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AFPセッションを調べてきて

3/28~3/30で参加予定だったAFP ICON 2020が今日から開催スタートする。私は参加することをやめる決断を数週間前にした。しかし、参加するために調べてきたことや勉強したこと、思ったことはきっと無駄にならないと感じている。

だから、2月の1ヶ月間で調べていたことをまとめてみようと思った。

私のアメリカへの想い、挑戦の決意は一つ前のノートを見ていただきたい。

『マンスリーギビング:ファンドレイザーがイギリスでの経験から学ぶことのできること』

何がマンスリーギビングを動かし、何がその壁となっているのか。このセッションでは、30年以上のマンスリーサポーターの募集とサポートを経験してきたBluefrogのMark Phillipsがあなたがプログラムを考える際に行うべきことと避けるべきことをシェアする。イギリスでの実体験をもとに新しいドナーのマンスリーリターンの市場調査についても話す。

マンスリーサポーターに挑戦している後輩たちをみていてとても興味をもったセッション。規模も国も違う事例を踏まえて、何がポイントになるのか。Bluefrog fundraisingについて少しだけ調べてみた。いわゆるクラウドファンディングのサイトだった。すごくポップなサイトにびっくりした。そして、ブログがあった。このセッションのスピーカーでもあるMarkさんによる記事ではポイントとなる内容の紹介。そしてもちろんその他のプロジェクトの紹介なども行っている。

『3脚のレース:次世代のボランティアリーダーシップと寄付者の巻き込み』

ボランティアスタッフはどのようにあなたのファンドレイジングのポテンシャルを拡大することに貢献できるのだろうか。このセッションでは、Christina SorbaraとNancy Horvathが次世代のボランティアのリーダーシップやファンドレイザーに影響を与えた最新事例を紹介する。次世代の様々なバックグラウンドを持った人や多世代の寄付者を効果的に巻き込む方法や成功のポイントを紹介する。

今回私が参加する目的にもしている「次世代」というキーワード。自分がまだ次世代に入るのかはわからないが事例を知り、どのように動いている人がいるのか、どのような成果があるのかを学びだいと思えた。また。ボランティアにおけるリーダーシップを取ることとファンドレイジングの共通点とは何か。そのコネクションに疑問を持ったため、より注目して聞きたい部分だと感じている。

『ポートフォリオ慣行』

最前線のファンドレイザーは、寄付してくれる方に対して達成するべき目標と指標を明らかにし、寄付をしてもらう。では、私たちは個人として、チームとしてどのようにポートフォリオを管理することでファンドレイジングを成功させることができるのだろうか。このセッションでは、これまでの最前線のファンドレイザー成功例を用いて良いポートフォリオの管理の方法を紹介する。推奨される手順と実例の両方をもとに管理の方法、報告の方法と達成可能でありながら高い目標を設定するためのポイントを紹介する。

ポートフォリオとはいわゆるファンドレイジングの際に書く紹介文あるいはお願いをするときの文章のことを指していると考える。今回渡米のために私もファンドレイジングに挑戦しているがこれが初めてである。そのため、実際どのように書くことがポイントになるのか学びたい。さらに、推奨されている方法と成功例の両方があるからこそ興味がある。個人とグループあるいはチームで行う時にはどのような具体的な違いがあるのか。

『フィランソロピーと支援:支援者を強力な擁護者に変える』

非営利組織は自分たちのミッションや支援するコミュニティーに影響のある公共政策について黙っているわけにはもういかない。ファンドレイザーとして支援者を参画させ、擁護者として目的や変化のために役立たせる役割がある。このセッションでは、擁護に関わる非営利組織周りの脅威について触れ、効率的な擁護経験のあるファンドレイザーに支援者との間の関係性の保ち方と同時に忠誠さを維持する方法について聞く。

脅威とは何があるのか。さらに、非営利組織の目指す目標とそれに対してどのような変化が公共政策に必要なのか。正直私はこの文章を正しく解読できているのかわからない。内容としては少し難しくなるのかなと思っているが、もっともっと学びたいなと思う内容だった。やはり、ファンドレイザーにとって支援者は寄付者はとても大切な存在である。それと同時に関わり方にもポイントがあるのだろう。この分野についてはもう少し勉強が必要だなと感じた。

『内容的か外交的?それは関係ない…自分のスタイルで』

内向性と外向性については知っているだろう。しかし、どちらかの性格の方がファンドレイジングに向いているということは知っているだろうか?実は、どちらにも長所と短所がある。成功の鍵となるのは、自分のスタイルをどれだけ理解しているかである。その自覚があることによってそのスタイルの強みを活かすことができるが、その障害となるものにも気を付ける必要がある。このセッションでは、Mary Cahalaneさんが内向的な人を代表し、Chad Barger さんが外交的な人を代表し、このセッションを盛り上げます!

性格が関係あること。これは一番衝撃的な発見だった。しかし、何事にも自分らしさ、自分の性格が関わってくるのだなと実感させられた。自分のスタイルを理解する。これはまだまだこれから私にも必要なポイントになるのだろうと思った。

『ひとつのサイズでは当てはまらない:世代別で支援者を巻き込む方法』

あなたの支援者は同じではない、そしてファンドレイジングのアプローチ方法も同じではないはずである。事実、大人とZ世代との間では支援の形は違う。世代によって支援の動機や目的が違う。そしてその方法も様々である。どのように持続的でインパクトのある関係をそれぞれの世代で生み出していくことができるのだろうか。このセッションでは、フィランソロピーへの支援者の様々な道と長期的な支援者獲得のための方法を学ぶ。

自分がファンドレイジングにおいては特殊な世代になるのかなと感じている。私にとってのこのAFPでの目標が自分の世代だからこそ学べること、独自の視点を持ちたいと考えていた。だからこそこのセッションに惹かれたのだと思う。

『聞くことはなんでも巧みに』

もしあなたが3つのレシピで何事もお願いするときに説明する必要があったらどうする?きっとあなたは、書く、話すなどして、ギフトを求めるだろう。例えば、スポンサー、システム、プレゼント、サービスなど。関係性を作るのには向いているかもしれないが、ギフトははっきりとした要求と自信をもって届けられたものにしかついてこない。このセッションでMarcy Heimさんのアクティブで楽しいアクションのためのプレゼン方法から学びましょう!

プレゼンテーション方法は、ファンドレイジングだけに関わる知識ではない。プレゼンテーションの多い学校にこれまで通い、自分なりのスライドの作り方、使い方、話し方を研究してきたつもりである。しかし、どのような場面でそれを使うことができるのか、場面ごとに自分のスタンスがあるわけではない。何か学べることを見つけたい。

『自己制御性において間違っていること全て、と正しいことを少し』

このセッションは、ファンドレイジングの自己制御性のより集中的でターゲットが具体化された新しい考え方を共通理解が一致し、支援者と実施者との間のコラボレーションがよりよくなる方法を提案する。さらに、ファンドレイザーのコンプライアンスへの対応についても触れる。

なかなかタイトルが難しい、それがこのタイトルを見た時の第一印象だった。ただ、何か目標をもってファンドレイジングに取り組むとき、共通理解が必要だと思う。その方法を提案することを勉強できれば同じ目標を持つこと、その共通点をどうやって作るのかなどポイントとして学べるのではないだろうか。

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ここからは、セッション概要だけで。

『お願いの完璧なレシピ:法人パートナーのための究極のレシピ』

あなたはなぜ様々な会社が社会的なことに関わるか知っていますか?新しい法人パートナーの可能性や機会に気付くことができますか?どうやったらファンドレイジングのマスターシェフになることができるだろうか?このセッションでは、豊富な経験と支援者をもつ二人のファンドレイジングのエキスパートから会社を寄付や新しい関係性を作っていくために説得する材料を学ぶ。最高の法人ファンドレイジングを作るためのレシピを見つけに来てください!

『全ての支援者が知っていてほしい7つのこと』

このセッションはあなたの支援者、そしてスーパーバイザーが参加してほしいと感じるセッション。多くの場合に私たちは自分の思う視点でしかファンドレイジングに挑戦しないことが多い。しかし、支援者の視点、一番重要な視点から見ることでより成功するものになる。ファンドレイザーとしてより多くの資金を集める方法、そして楽しむ方法を学びにきてください!

『誇大広告を超えて:デジタルファンドレイジングとSNSで本当に機能するもの』

SNS周り、特にファンドレイジングにおける誇大広告に疲れていませんか?寄付を促進し、コミュニティー作りにおいて”本当に”使えるデジタルなファンドレイジング方法を知りたくないですか?そうなんです、小さなものでもSNSにおいて成果を残すこともできるんです。私たちがデジタルのファンドレイジングでより賢く簡単な方法を戦術的で対話的なワークショップでお見せします!

『成功の鍵:相手を圧倒させる資本キャンペーンのコミュニケーション』

どのように資本キャンペーンについて書けば支援者はアクションを起こそうと思うのだろうか。アンバサダーや支援者との円滑なコミュニケーションのためにはどのようにそのツールを使うことが必要なのだろうか。アナログとデジタルをどのようにそれぞれの段階で使い分けるのか。このセッションでは、一番適切なコミュニケーション方法をケース別で紹介する。支援者との新しい関わり方を学ぼう!

『影響力のあるファンドレイザー』

ファンドレイザーは支援者、同業者、そして賛同者に影響を与える存在でなければならない。このセッションは、Bernard Ross氏の”The influential fundraiser”という本で書かれる一対一のシチュエーションにおける心理学を基に話す。5つのPに関連して効果的な勧誘方法を示す:パッション、プロポジション(提案)、プレパレーション(準備)、パースエージョン(説得する)、そしてパーシステンス(耐久性)。

『あなたの経験を高める』

全てのイベントは記憶作りであり、あなたはその記憶を造る人である。参加者の気持ちや感情を動かすことがあなたのゴールが、もしその経験に浸ることができなければ感情的になることができない。多くの予算が必要となることではなく、ゲストにとってなにが最優先であるのかをあなたは考える必要がある。活発的な人生における経験をイベントに盛り込む方法を教えます!

frj社会

こうやってセッションを調べる毎日はすごく楽しかった。実際に行くことができなくて残念だと思っていたが、今はこれを調べるだけでもいろんなことを知れて、勉強できて、もっともっと学びたいと思えたことに感謝している。

最後に

私が2/1~3/2の一ヶ月間で行ったクラウドファンディングの報告を。

支援人数:60名
合計支援額:¥240,000
目標額達成率:80%
そしてPolcaの手数料などを抜いて現在私の手元には、¥224,080あります。


改めまして本当にありがとうございました。多くの方に感謝したいと思います。今回参加しないという決断に対しても多くの温かいメッセージをいただき、大変感謝しております。

これからもまた新たなステップに向けて頑張っていきたいと思います!