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私と寄付 ~寄付月間2021~

はじめての寄付

私がしたはじめての寄付はきっと多くの人と同じように、小学校での赤い羽根共同募金でした。スタートがこの赤い羽根という方がほとんどだと思います。寄付月間のキックオフイベントでも聞かせていただき、寄付月間の共同事務局をやっているので、よく「ファーストキフ」を人に聞くチャンスがあるのですが、基本的に同じ答えが返ってくることが多いです。

20211201_寄付月間キックオフ

ある程度その赤い羽根を胸元につけることに憧れて親にもらったお金で寄付をしてきた人がほとんどであり、自分の意志で寄付をしようと思ってした経験を改めて振り返ってみました。祖父が犬好きだったこともあり、盲導犬への寄付をいつもしていたことを思い出しました。盲導犬の募金箱は形ですぐにわかり、実際の盲導犬がそばにいることもあるので、とても目につくことが多くありました。それから幼少期は発見するたびに募金箱にお金を入れていた記憶があります。

そして、自分のお金で募金するようになった経験はあまりはっきりと覚えていません。なぜならお金を募金箱にいれる形での募金が自分で自由に使うことのできるお金ができた際にはしなくなっていたからです。基本的にチャリティーイベントへの参加の参加費からの寄付やボランティア活動を通しての寄付が多くなりました。中学生の頃は運動が好きだったため、多くのチャリティーマラソンに自分で参加し走っていました。大人と共に走るため特に順位などはありませんでしたが、自分が走る形で誰かに貢献できていることにとても興味が湧き、楽しいと感じられていたため、続けることができました。

それから大学生になってクラウドファンディングの支援や拡散という手段が増え、さらにコロナ禍で街頭募金というものを見なくなったため、形も変わってきたのではないかと感じています。ずっとヘアドネーションはしたいと思いつつも、そこまで切る勇気が出ず、今はまだ少しずつ伸ばしている時期なのです。

寄付をする理由

私が寄付をする理由は、決して「かわいそう」だと思っているからではありません。かわいそうな子どもの支援や人を助けられるとは思っていません。現状に対して自分が今できることが何かを考え、その手段として寄付が当てはまる際にのみ寄付をしています。

基本的には、繋がりのある「人」や「場所」を大切にし、寄付をする時は何かしらの親近感や関連性のある分野に注目し、寄付の使い道やどのような活動に使われたのかがはっきりしているものを選んでいます。私は寄付の情報などを拡散する側なのですが、その時に大事にしているのは普段お世話になった方など、特に「人」に注目するということです。だからこそ知っている人の行っている活動の応援をSNSの拡散などを通して行うこともあり、寄付を通した応援も行っています。

つまり私にとって寄付は「応援の形」になっています。だから私は寄付をし続けており、この考えを大切にして寄付を行っています。

2020年の寄付月間の際にインタビューをしていただいたこちらの記事にも寄付について思っていることを話ています!

寄付月間2021

さてさて今年の寄付月間2021の企画としてこのnoteを書いてきましたが、寄付月間に関わってきて一番良いなと思っていることは、毎年寄付について考える時間を作ることができるためです。寄付をすることが正しいことだと私は思っていません。全員がするべきだとも思っていません。だからこそこの機会に改めて自分がなぜ寄付をするのか、どのようなことを考えているのか振り返ることは大切だと毎年実感します。

今年はラジオを通して自分の寄付に対する経験や寄付月間の発信に力を入れましたので是非お時間ある方は覗いてみてください!寄付月間ランチラジオ2021は全4回でお届けしています!

キフは一番身近にできるソーシャルアクションだと思っています。「大きい事をしよう」、「多額の寄付をしなきゃ」と思わずにまずは自分ができることから初めてみるといいと思います。寄付をする際は、寄付をしたいと思った理由、素敵だなと思うこと、など、様々なことを自分で考えます。そういった、考えるプロセスや、なにかを感じることが重要だと考えています。自分が社会に貢献しているんだと感じて、寄付することを誇りに思って欲しいです。そして、楽しんで、寄付をして欲しいです。

寄付月間2021、残り少ないですが一緒に楽しんでいきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

#寄付について考える