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ツインレイ〜無条件の愛って?

相手の意思を尊重しましょう。
相手の全てを受け入れましょう。
相手がどんな選択をしたとしても、無条件の愛で包みましょう。

...そんなことを言われても。
それは理想論でしょう?って思ってしまう。


本当の愛とは、相手の幸せを願うこと。

そんなこと頭では、理屈では分かってる。
でも、自分が愛してるなら、やっぱり相手からも同じくらい、あるいはそれ以上に愛されたい。
そう思うのは当然のはずだった。

最初の頃、私は、彼がお家で幸せならそれでいい、って本当にそう思っていた。
お互い既婚者だし。
彼の家庭を壊したくないし。
そう思うことに何のつらさも伴わなかった。
彼の話す、お家でのこと。子供と遊びに行ったことだったり、時には奥さんへのグチだったり、へー、そうなの、って何でも聞けた。

でも自分の気持ちと向き合うごとに、私にはそれができなくなってくる。

彼が幸せならそれでいい。

そんなのは綺麗事だった。

私は、心の奥底では、彼と幸せになりたい、ってそう思っていた。

既婚者とかそういうのも、関係ない、って。もっと言えば、周りがどうなろうと知ったことじゃなくって、ただ、彼と一緒にいたい、っていう、そんな自分もいた。

自分の中の、そんな気持ちに気付けた時、私はすごくラクになれた。体の力がふっと抜けた感じ。

それはつまり、私にとって、正しいことなのだった。

常識とか建前とか体裁とか、全部取っ払った心の奥底で、私は、彼を求めていた。

認めてしまえばラクになる、自分の本心ではあったものの、現実はたやすくは動かない。

彼が幸せならそれでいい、って思ってた頃は穏やかにいられたはずの休日や連休が、にわかにつらさを帯びてくる。

彼を一人占めしたい、っていう、今の私には大き過ぎる欲の前に、私は何度もうなだれて涙を流す。

一人占めしたくてもできない。

これでもし彼が、私への思いを全て捨てて、奥さんと子供だけを愛するようになったら。

それをも尊重して、彼を愛し続けるなんて、そんなことできるわけないではないかって思った。


でも。

だんだん分かってくる。

現実は現実でしかなくて。
どんな選択をしたとしても、それは、現実の、三次元の選択にしか過ぎない、っていうことが。

私だって、これから自分や家族が変化してゆく中で、大きな決断を迫られることがあるかもしれない。
それはもしかしたら、一見、彼をないがしろにするような現象に見えることだってあるかもしれない。

でもそれは、彼よりも家族が大切だから、とかそういうこととはまた違う、多分、私が私にきちんと向き合うことができたからこその決断で、そうしてそんなふうに、自分に向き合う力を私に与えてくれたのは、ただ一人、彼の力だった。

だから、どんな選択をしようとも、表層がどんな現象になろうとも、私の心の奥底は揺らがない。

彼が誰より大切だっていう、心の奥底の思い。

そう考えれば、私は私の選択を、彼に尊重してほしい。

今の私が、誰のものでもないように、これからも私は、誰のものでもなく、私は私を愛し続けてゆく。
その時々で、愛を感じた相手を、その時々の私の愛で愛してゆく。
それだけなのかもしれなかった。


こんなこと言うのはあれだけど..私の中では彼が誰より大切、一番大事、って言った時、占い鑑定の先生に「それでいい」って間髪入れずに答えてもらったことがあった。
「母親失格とか思わなくていい」って。

救われた瞬間だった。
私は大泣きした。

彼を思いながら、子供のお弁当を作ったり、参観日に行くような自分を、いい母親だとは決して思っていない。

でも、彼と出会えたから、大きな愛を知ったから、私は子供のことを、より、大きな愛で包めるようになったんだ、ってそう思うようにしてる。

私はいろんな人に愛を注げる。


子供に関して言えば、無条件の愛、の意味が具体的に分かった瞬間があった。


こうだったらいいのになあ、っていうのを手放すこと。

思い通りにならないことばっかりでも、でも愛してるよ、って思えること。

それが私の思う、無条件の愛。


子供に関してでさえ、日々気持ちは変わる。自分の体調とかもあるし、生意気なことを言われればムッとするし。

ましてや、出会ってすぐの頃から、頭から離れないような、ずっと心に住みついてるような、そんな男に対して、常に冷静に、無条件の愛なんて持てるわけがない。

お家で幸せでいて、って仏さまみたいに思える日もあれば、ただ会いたい、彼がいれば何にもいらない、私だけを愛してほしい、ってバカみたいなことを思う日もある。
そうして動かない現実に、自分の欲の大きさを自覚させられて、うなだれて、泣いて。

これからも私はそんなバカな日々を繰り返していくのかもしれない。

そうやって少しずつ、愛の器を大きくしようとあがいているのかもしれなかった。






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