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引き寄せの法則って?②〜対人関係編

以前、引き寄せの法則について、心の底から願うものでないと、っていうことを書きました。

今日は、特に、対人関係に関して書いていきたいと思います。

普段の生活の中で
...何でこの人はこうなんだろう。
...せめて、ああなってくれればなあ。
とか
...この人がこうであればいいのに。
とか思うことってごくごく自然にあると思います。

私はそうでした。というか今でもしょっちゅう思いがちな人間です。



今のご時世ではそうめずらしくもないことかもしれないけれど、夫は仕事のストレスから心を病んだことがある。
その時、私はずっと祈っていた。

夫の心が健康になりますように。
子供と笑い合って過ごせますように。
仕事がうまくいきますように。

毎日毎日、祈っていた。

当時の私が、心の底から望んでいたことだった。

夫が心身共に健康を取り戻し、家族で笑顔で過ごす時間がわずかでも取り戻せること。
仕事に潰されず、強いメンタルで立ち向かってくれること。

それを心の底から望み、毎日のように祈っていた。
私の願いは、誰かを傷付けるようなものではなく、夫が健康になることと、家族の幸せをただ純粋に望むだけのものだった。

だから、引き寄せてもいいはずだった。

でもそれは叶わず、最終的に夫は自殺未遂騒ぎを起こし、休職することとなった。

その後も私は、同じように祈っていたし、神社にもよく通ったし、夫のために、願っていた。ノートいっぱいに書いたこともある。

望む現実を引き寄せたかった。
祈りや願いの力で。

結局、望むような形にはならなかった。

再就職してからも夫は不安定で、私は、またいつ夫は仕事に行けなくなってしまうのではないかと、日々怖かった。
自殺未遂騒ぎまで起こしたのに、夫は全く変わったようには見えず、いつも現状への不満をこぼしていたし、機嫌のいい時を見計らって私がアドバイスをしても、怒るか泣くかのどちらかで、話し合うこともろくにできなかったし。
子供にとって、手を上げたりなんだりが一度でもあれば、私はすぐに子供を連れて家を出る、と決めて、住む場所やあれこれを頭の中でシュミレーションしていた。
それは今日かもしれない、明日かもしれない、そんなふうに思う毎日だった。


そんな中で彼に出会った。


ツインレイという言葉を知って、『愛と信頼』が大事だと、いろんな存在から教えてもらった。

愛と信頼。

言葉にすれば簡単だけれど、実際は難しい。


相手がどうあろうと、愛せますか?

相手がどうあろうと、信頼できますか?


それを日々自分自身に突き付けられる。

突き付けられているのはもしかしたら自分自身への愛と信頼なのかもしれなかった。

あなたはあなた自身を愛していますか?
あなたはあなた自身を信頼していますか?
つまりは、あなたはあなた自身を生きていますか?という問いかけなのかもしれなかった。


彼と出会って、愛と信頼、ということを考えていたら、ああ、これは、全ての人間関係に応用できるのだ、と気付いた。

心配だから、とか、こうなれば私は安心だから、ラクだから、とかそういうのではなくって、ただ、相手を信じること、どんな状態の相手であろうとも愛すること。


それが、大前提としてあって初めて、望む現実が引き寄せられるのではないか。

もっと言えば、目の前の相手を、ただ、愛と信頼で包もう、と思った瞬間、間違いなく、それまでよりも心根の美しい自分になってる、まともな人間になってる、つまり波動が上がることになる。

その、上がった波動こそが、相手をも変え、望む現実を引き寄せてくれるのだと、それが対人関係における、引き寄せの法則の仕組みではないかと今の私は思っている。

人は変えられない、変えられるのは自分だけ、なんて言葉もある。

変えられるのは、自分の波動だけ。
自分の心のありようだけ。
心配とか不安とか欲とかそういう気持ちをうまくコントロールして、ただ、愛と信頼をもって相手を包もう、とそれだけを思えばいい。

右を見ても左を見ても地獄、みたいに思える時でさえ、今この瞬間からできるのは、目の前の相手を心から信じること、愛すること。



結果的に、今、夫は変わった。

私は今、当時望んでいた現実の中にいる。

不思議なことだけど、今、めちゃくちゃ嬉しいとかはなくて、こうなるのが自然というか、当たり前だったような気すらしている。

執着が取れた、ということなのかもしれないし、依存もしなくなった、ということでもあるのかもしれない。

夫がこうであってほしい、と願うこと、それは裏を返せば、夫がこうであれば私は幸せ、私は安心、ってつまり私の感情を夫の状態に委ねてしまっているということだ。それは、ある意味、依存とも呼べるだろう。

私は今、夫に依存していない。

仮に夫がまた、心を病んだとして、夫は自分で乗り越えてゆくのだろう。
私はそう、信じられる。
その時は、私はただ、愛と信頼をもって目の前の夫を包むだけだ。


夫がどうあろうと、私の幸せは私の心の中にある。
私の安心は私が心の中で作り出す。


私は今、誰にも依存せずに、自分の気持ちを穏やかに保つことができる。

そのためのキーワードが『愛と信頼』で、望む現実を創り出す、引き寄せるための、私にとっては魔法のような言葉だ。








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