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ツインレイ〜お互いの子供のこと

彼にも私にも未成年の子供がいる。

そもそも出会いのきっかけを作ってくれたのは私の娘だった。

だから彼は「◯◯ちゃんは元気にしてる?」ってよく聞いてくるし、近況を話すとアドバイスもくれる。

彼は、私の娘に愛を持ってくれてる。


私もまた、彼の子供に愛を持っている。

彼と出会って一年くらいの頃、彼の子供は私のところに来てくれた。

正確には、彼の子供の魂、が。

そうして私にいろんなことを教えてくれた。

私はあなたにやさしくしてもらえるような立場にないのにどうして来てくれたのですか、って聞いたら、『この愛が本物だからです』『それなのにお互いがお互いを思って動けないでいる、それを見るのがつらい』と。
『自分は二人の愛を俯瞰して見届けるような役割もある』とも。

彼の奥さん、つまりその子のお母さんの話になった時、じゃあ、あなたはお母さんとしっかりつながっていかれるんですね、って私が言ったら『私はむしろ、あなたのような人に母になってもらいたい』『それは多くの魂の願いでもあります』と返ってきて、私は大泣きした。


同じ年頃の子供を連れたお父さんを見る度に、私は、彼から父親としての時間を奪ってはいけない、と思っていた。彼の子供から、父親を奪ってはいけない、と。

ある時私の脳裏に、彼ともう少し大きくなった彼の子供が、外でシャボン玉をしている光景が浮かんだ。
それはとても美しい光景で、私は、それだけで泣きそうになった。

そして、やっぱり、この美しい光景を奪ってはいけない、って思って、そうすると私は身動きが取れなくて、そうしてやっぱり私はつらかった。


もしお互いに子供がいなかったら。

今よりは、少しは踏み出す勇気がもっと持てたかもしれない。

でも、子供がいたからこそ、出会えたし、子供がいるからこそ、私たちの愛はより大きくなるのかもしれなかった。


無条件の愛。

お互いの全てを受け容れる。

それは多分、お互いの子供のことも、自分の子供のように愛することでもあるのだろう。


彼の子供と私が、いつか会うことがあるのかどうかは分からない。

私は、育てたっていい、彼と子育てするのは楽しいはず、くらいの気持ちに、もはやなっているけれど(笑)。

でも、会うにせよ会わないにせよ、私は彼の子供を愛している。

健やかに、幸せに、と願っている。







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