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【体験記】心臓カテーテル・アブレーションで心房細動を治してもらいました。

先日、心臓カテーテル・アブレーションという手術を受けてきました。

正直、この体験記、書こうか迷いました。

かなりプライベートなことですし、
医療については私は素人ですからね。

でも、私も手術前は不安で不安で…。

どんな風に入院・手術が進むのか
ネットで検索しまくりました。

もちろん、noteでも検索して
出てくる記事は全て読んだかも。

見通しが立てば、少し安心できる

私の場合、皆さんの記事を読んだことで
治療がどのように進むのかという見通しが立ちました。

そのおかげで、ほんの少しだけですが安心できたんですよね。

そして、この記事を読んでいるあなたも
心臓カテーテル・アブレーションを控えて
不安を感じているのではないでしょうか?

もしよろしければ、私の経験談を読んでいってください。

「痛いのかな?」
「つらいのかな?」
「何があると役立つのかな?」など

私が入院中に感じたことをお伝えします。

きっと、少しはお役に立てるんじゃないかな。

(心臓カテーテル・アブレーションを受ける予定のない人は、この先は読まないでくださいね。たぶん、時間のムダになってしまうので)

私が心臓カテーテル・アブレーションを受けた理由

私の場合、もともとバセドウ病っていう
甲状腺機能亢進症を患っていました。

この病、甲状腺が暴走しちゃって
心拍を異常に高めちゃうんです。

その影響から、「心房細動」っていう
不整脈を生じてしまっていました。

ちょっと違うかもしれないですが、
心臓が痙攣したように
ブルブル震えているような感じだったみたい。

このまま放置しておくと
心臓内で血栓ができて
脳梗塞などのリスクを高める…

それを防ぐには、、、

血液をサラサラにする薬を一生飲み続ける
or
心臓カテーテル・アブレーションを受ける

この二択だと説明され
手術を受けることに決めました。

治療は「3泊4日」の予定。

初日:術前検査
2日目:手術+術後安静
3日目:尿道カテーテルがとれる
4日目:退院

こんな感じでした。

入院前の検査

入院前には以下の検査を受けました。

  • 心臓の造影CT

  • 経食心エコー

心臓の造影CT

こっちは大したことなかったです。

腕の点滴から造影剤を流しながら
CTを撮る検査。

これによって、私の心臓の3D映像を作ったそうです。

その3D映像をみながら手術を行ってくれたとのこと。

経食心エコー

術前の検査の中ではこれが最大級にしんどかった…。

胃カメラより太い管を口から入れて
食道から心臓の裏側のエコーを撮る検査。

とにかく、「オエーっ」ってなってました。

オエオエしすぎて呼吸ができず
一時SpO2が下がったみたい。

検査の途中でお医者さんが…

「うん、うん。つらいね。
 鎮静しようか?」

って言ってくれたんだけど

「いやいやいや。
 最初っから鎮静してよー(涙)」

って思っていながら
涙を流してうなづいていました。

(口の中には管が入っていて話せないので…)

それ以降は意識がぼんやりして
寝てるのか、起きているのか、よく分からない状態。

気付いたら「はい、終わったよー」って
鎮静がとかれていました。

もし、次にこの検査をやる機会があるなら
絶対に最初から鎮静をお願します。

(もう、二度とやりたくはありませんが)


入院初日:術前検査

入院初日には、午前10時に入院手続き開始。
12時には病室でまったりしていました。

そして、以下の術前検査を受けました。

  • 採血

  • 心電図

  • 心臓のレントゲン

これらの検査は全然大したことなかったです。

入院初日はとにかく平和。

パソコンを持ち込んでいたので
病室で仕事をしたりしながら過ごしていました。


2日目:手術+術後安静

入院2日目の午前9時からの手術でした。

前日の夜は緊張しちゃって
あんまり寝れず…。

でも、この寝不足が結果的に良かったかも。

手術室へは歩いて移動しました。

手術室に到着すると
人がギリギリ横になれるくらいの台に
横になるように言われました。

手術台に横になると、
その後は、まさに「まな板の上の鯉」の状態。

下半身はパンツを脱がされ…

上半身には心電図の電極を貼られ…

その他にも、何かは分からないけど
ペタペタ貼られて…

腕には点滴用の注射をうたれ…

鼻からは温度計を入れられ…

そうこうしているうちに、

「さて、始めるよ。大丈夫。あとは任せてね。
 りりさんは眠っちゃってね」

と主治医の優しい声が聞こえたかと思ったら、意識がなくなっていました。

手術室に着いてから15分くらいの出来事でしょうか。

めっちゃ手際良く進めていただき、
不安を感じる暇もなく手術が始まった感じでした。

手術終了

手術中は全身麻酔で眠っていたので、
目が覚めたら終わっていた感じです。

私の体感としては一瞬でしたが、
手術は4時間くらいかかったとのことでした。

想定よりも時間がかかったので
待機していた家族は心配したみたい。

でも、

「りりさん、頑張ったね。
 ちゃんと治したからね!」

と主治医から声をかけてもらって
状況が飲み込めない状態ではありながらも
なんだかホッとしたのを覚えています。

ただ、大変だったのがこの後でした。。。

術後の安静

私の場合には、

・術後3時間:完全にあお向け
・その後3時間:30度だけ起きれる
・その後3時間:45度だけ起きれる
・その後3時間:寝返りOK、60度まで起きれる
・その後3時間:ベット上で自由

上記のような感じで、段階的に動けるようになりました。

とにかく、カテーテルを入れた
鼠径部を曲げないように言われましたね。

止血ができるまでは安静が必要とのこと。

とにかく腰が痛い。

そして、テレビが見にくい。
(TVの位置が高く首が痛い)

スマホを見ようにも腕が疲れる。
(横向きになれないので)

私は持っていけなかったのですが、
以下のものを持参すれば良かったです。

ちなみに、術後は特に痛いところなどはありませんでした。

痛み止めが点滴から投薬されていることもあり、
鼠径部の傷口の痛みも感じませんでした。

なので、とにかく、腰痛対策と暇な時間対策をしておくと良いかと。


ストレッチボール

とにかく腰が痛かったので
こういうボールがあると多少良かったかも。

さすがに、看護師さんに「腰をもんでください」とも言いにくかったので。

自分で腰や背中の下にこのボールを入れて
グリグリとほぐせたらだいぶ楽だったかもなーって思います。


スマホアームスタンド

ずっとあお向けの状態だったので
その姿勢のままスマホが見れたら良かったなと思います。

ずっとスマホを持ち上げてると
腕も疲れちゃうので。

アームがあれば楽ちんだったんじゃないかと思います。


Amazonオーディブル

これは実際に使っていたんですが
入院中にめっちゃ役立ちました。

Amazonオーディブルは本の読み聞かせサービス。

横になったままイヤホンさえしていれば
小説が読める(聴ける)わけですね。

このサービスを使って、私は以下の本を聞いていました。

ちなみに、Amazonオーディブルは
初めての利用なら30日間無料でお試しできます。

入院中は時間があるので、まだ使ったことない人は
この機会に試してみるのも良いと思いますよ。

退院後の普段の生活でも便利に利用できますので。


3日目:尿道カテーテルがとれる

術後は点滴と尿道カテーテルが入っている状態でした。

上記のようにベット上で何時間もあお向けなので
尿道カテーテルは歩けるようになるまで入れっぱなし。

挿入時は全身麻酔の状態でしたし、
安静時は特に痛みもありませんでした。

でも、、、

カテーテルを取るときがちょっと痛かったです。

とはいえ、まぁ、我慢できるかなって程度。

そこまで恐れることはないかなと。

あと、3日目は微熱が続きました。

心臓がやけどした状態なので、
翌日は発熱する人も多いみたいです。

でも、風邪症状はないですし、
ちょっとだるいかな?って程度。

それよりも、ベット上の抑制がとれて
自由に動けるようになったので、
その喜びのほうが大きかったですね。

4日目:退院

4日目は午前中に退院でした。

お薬をもらって退院。次回は1週間後に外来診察です。


という感じで、
心臓カテーテル・アブレーションの体験記でした。

今は無事に終わってホッとしています。

今後は再発が無いことを祈りながら
外来診察を続けていく感じです。

これから手術を受ける方へ
少しでも安心が届けられたなら嬉しいです。

病院や病状によっては
全身麻酔ではなく局所麻酔だったりと
手術の内容は変わるみたい。

とはいえ、術後の安静がわりとつらいので、
対策しておくことをおすすめします。

あなたの不整脈も私の不整脈も、
無事に治りますように…。

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