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就職支援活動記録_番外編その4

ちょっと真面目な話。

 私が就職活動支援を行うにあたり、大切にしているコツについて書いてみます。もし、これから就職活動支援の側をやってみたいという社会人の方がおられましたら、ご参考ください。(あくまで1つのモデルです)

〇ポイント1:信頼関係構築
1番にこれが重要だと思っています。
自分から歩み寄って自己開示をし、話しやすい雰囲気を作った後に、学生さんの悩みや、気になっていることをとことん傾聴するのが良いと思います。
特に、否定語を使わないようして、私と学生さんの話す割合でいうと、2:8や3:7ぐらいをキープし、アドバイスをするのではなく、とにかくお話を聞くぐらいの方が良いと思います。

〇ポイント2:現状をしっかり把握する
次に学生さんの現状課題の分析です。お話の中から出てきた課題に対し、その解決の難易度や、もっと違う対応方法がないのか、頭の中で理解を深めていきます。

おおよそ、
・単に深堀りが足りない(ブレストはできているけれど整理ができていない)
・考えが止まってしまっている(偏見が入ってしまっている)

というパターンが多いですので、深堀をするのか、新しい視野に気づいてもらうのが良いのか、おおよその方針を決めます。

〇ポイント3:深堀り
 深堀をする場合には、なぜそう思うのか(Why)と、理想に近づくにはどうしたら良いか(so What)を使っていきます。
 特に何度も過去のnoteにも登場していますが、「広い言葉」を使っている方が多いですので、「広い言葉」をどれぐらいブレイクダウンできるか、という点が大事だと思います。
 そして、学生さんからブレスト的に発せられた言葉をいかに中立的に整理できるかが、腕の見せ所です。
 
 「中立的に」も非常に重要であると思っていまして、決して押し付けや、洗脳にならないように、学生さんから発せられたキーワードをオウム返しに使うぐらいが丁度良いと思いますし、積極的に聞かれない限り、私から自分の主観(感想)を話すことは少ないです。(あなたは営業が向いてそうだね~、とか、○○業界はあなたの経験では難しいと思うよ、等は、私から伝えることはしません)

 学生さんの答えは、必ず学生さんの心の中にあると信じています。

〇ポイント4:情報提供
 考え方を広げてあげる際には、社会人の先輩として見聞きしてきた情報を提供します。自分がわからない業界や職種については、同じ活動をしている社会人仲間に手伝ってもらうこともあります。

〇ポイント5:意思決定支援
 最終的には、明日から自律して動いてもらうところまでを目標にしないと
「ふーん」で終わってしまいます。
 今日の夜からできること、明日からできることを最後のまとめの際には、
どんな小さなことでも必ずご提案できるようにしています。

〇ポイント6:アフターフォロー
 可能であれば、2~3週間程度経過したところで、「その後、どうですか?」とこちらから聞きます。
 「困ったときは、いつでも声をかけてくださいね」でほっておくと、10人に1人も相談きません。自己責任と言えば自己責任ですが、こちらからフォローすることも大切だと思います。

ご参考になりましたら。

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