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部活の合宿について

はじめに

私は現在大学の部活動に所属しています。
そこで、3泊4日の練習合宿を行うのですが、合宿担当になってしまい、それが本当に試練だらけだなと感じるので残したいと思います。

行動制限のない夏

今、緊急事態宣言も出ておらず自由な夏が3年ぶりに来ていますね。
私の高校の同級生も何人も留学に行っているようで、いいなあと思います笑
でも最近の私は、制限がないことに困っています。

今日あったこと

今日、旅行会社さんと話し合いをした際に「合宿中にコロナを発症してしまった人がいた場合、旅館さんの方ではどのように対応してくださるのでしょうか」と質問したところ、「公共交通機関を使って即刻帰宅」を薦められました。理由はきっと、合宿を円滑に進めたいからであるということをつい先ほど悟りました。
それに気づかせてくれたのは、部活の先輩です。「発熱している人を公共交通機関にのせられない」とのことでした。本当にその通りです。なぜ、私は情報を取捨選択することなく、吟味することなく、団員に流してしまったのでしょうか。自分が本当に情けないです。「クライエント中心」と、授業でそう教わってきたのに、私は誰の立場にも立てていなかったです。治療や加齢など、抵抗力が下がってしまうことについて勉強していて、一か月前に行われたテストにもそのことは出たのに、なぜ、「弱者」に気を配れなかったのだろうと、後悔で一杯です。

その後、使える制度をたくさん調べて、保健所の指示に従うよりほかなし。ということが分かりました。そこで思ったことは、制度がまだ不十分なのではないかということです。ホテル療養が推奨されていたので空き状況を調べてみたところ、「予約が一杯」とのことでした。これは本当に一杯なのかもしれません。どの都道府県でも医療やそれを支えている現場は本当に逼迫しています。しかし、「コロナ受け入れのため、一般客の予約は受け付けていない」ということも考えられます。(そのような書き方をしているホテルもありました)その場合、保健所やそれに準ずる部署がホテルに連絡をとることになると思うのですが、それでは一点に仕事が集中しすぎではないのかと考えました。もっと一般人に割り振れる仕事があるのではないでしょうか。できない理由があるなら、その実際をぜひ知りたいと思いました。

また、旅館等の宿泊施設に対するガイドラインがあるなら、大学生向け、いや部活動の合宿実施に当たるガイドラインを示してほしいと思いました。今は厚生労働省からも、私が通っている大学からも出ていないので、インターネットで拾える他団体の物を参考に規制をかけています。(うまくいくかはわかりません。祈るばかりです。)
合宿はモラル的に中止するだろうという考えなのであれば、しっかり「禁止」として欲しい、というのが本音です。いくらこちらが止めてもやりたい人が一定数いるのは事実だからです。そうすると、「固い」「融通が利かない」人だとレッテルを張られそうで怖いと感じたので、決行しました。(完全に被害妄想ですね。直したいです。)

また、自分が普段生活している医療系の学部では合宿の実施なんて中止するべきと考えている雰囲気があります。また、私もそのように考えています。ゆえに、規制をかけるとなると、結論が「中止する」となってしまうのです。(ここが私の頭の固いところですね)また、感染症が専門の先生に質問する機会があったのですが、反対されると考え、質問できませんでした。今考えると、どれだけ叱られても聞いておくべきだったと思います。私は所詮学部二年生で、感染が成立する条件などしか習っていないのにもかからわず、感染症についてわかった気になって、「どうにかなる」と甘く見ていた節があったと考えます。もちろん集団での感染予防の知識なんて一般の大学生並みしかないし、みんなを納得させて動かす統率力は私にないものです。誰か、専門家の立場から相談にのってくれる方が一人でもいたら違ったのかな、なんて思います。先生が根拠を示してくれたら、幹部の意見に反対して、早々に中止にすることもできたかもしれないですよね。
自分の無力さを感じます。何もできないし、何も知らないんだなって思います。勉強してもしても、してもまだ全然足りない。しかも中途半端だから人を傷つける。医療系の学生として最低だと思います。

学んだこと

二つあります。
一つ目は人から意見を聞くことはとてもとても、とても大切であるということです。二つ目は、私はまだ何もできないということです。
私の先輩はとてもすごい方で、私が見落としている点をいつもフォローしてくださいます。私の説明不足で、頭ごなしに否定されたこともありました。しかし、やはりそれは自分の説明不足で、先輩のおっしゃることは正しいと感じました。また、あたりまえですが先輩によって、また、人によって意見は違います。感染症に対しては特に意見が分かれているように感じます。私は合宿中止派でしたがそうではない人の方が圧倒的に多かったり、警戒度も先輩によってかなりばらつきがありました。その理由は、バックグラウンドが異なるからかもしれない、とも感じました。皆経験してきた何かを背負って発言していると考えるからです。だからこそ、いろんな人の意見を聞いて、それの意図をつかみ、背景を知って統合する。このプロセスはきっと集団の意思決定に関与すると考えます。
二つ目。
私はまだ社会に出たこともないし、医療従事者の表に出ていない本当の苦しみもわかりません。想像の範疇にとどまってしまいます。不完全な医療の知識を使って何かすることはまだかなり危険であることを学びました。でしゃばらない。謙虚にすごすことのメリットを感じました。というより、謙虚で「いなくてはならない」なと感じました。これは人の意見を受け入れることにもつながると思います。

謙虚。謙虚。謙虚。


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