2020.01.18 別れの言葉のない別れ

長い夢をみた。

幼稚園から中学校まで一緒だった友達と、遊園地に行く夢。夢の中にはほかにも何人かいたけれど、はっきりと誰かわかったのはその子だけだった。

その子とわたしは小学校までは1番仲のいい友達だった。けれど中学に入ってからは、お互いに違う部活だったこともあって、わたしは彼女にとって1番の友達ではなくなっていった。わたしはそれがすこし悲しくて、けれど相変わらずその子はわたしに優しく、それも悲しかった。

高校に入ると、いよいよほとんど全くと言っていいほど、関わりがなくなる。わたしは同じ中学の子が1人もいない高校に入ったこともあり、その子についての話を聞くこともなくなった。

夢でみたその子は、中学生の頃のその子のままだった。今はどうしているんだろう。

同じ時間を過ごしてきた人と、こうやって交わらない人生を歩むようになることは、なんだかすこし悲しい気もする。だけど、会おうと思えば会えるのに、連絡をとるわけでもないのだから、今のわたしにとって必要な関係ではないのだろうな、とも思う。そして、それはあの子にとっても、きっとおなじこと。

#エッセイ #日記

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