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小休止 次に手放すべき呪いは、どれ…?

母への執着を手放した。
少なくともワークを終えた。
手放したことでうまれた心の穴。
どう埋めたらいいのか、わからない。

手放すことは、いいことだけではない。
今まで私を守ってきた「人のせいにする」という他責思考を捨てたのだ。

通常であれば、
親に「子どもの自分」を受け止めてもらい、
やがて親のつくった巣が窮屈で
もう帰れないという疑いもなく飛ぶ。
巣に戻っては飛ぶを繰り返して、
筋力と経験値を少しずつ鍛えて、
やがて遠くに飛べるようになる。

私はというと、
外の世界は恐ろしいのだと脅され、
親の巣が一番安全なのだと言い含められた。
巣の中で飛び跳ねるだけの生活に文句を言いながら、飛ぶ勇気もなかった。
もう親のいない巣に執着していた。

そして今、一度の練習もないまま、外に飛び出してしまった。
体だけは大人なので飛ぶことはできる。
しかし十分な距離を飛べる筋力も鍛えぬまま、
狩りの仕方も知らぬまま、なんの経験値もない。
これからどうすればいいのだろう。

手放したことに後悔はない。
しかし新しい世界に途方にくれている。
私の中で囁きつづけるインナーペアレンツ。
私を不安へと誘う。

このインナーペアレンツが私の敵である限り、
私の不安は消えないだろう。
私は今からどの呪いを手放すべきだろうか…

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