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ムンバイ鉄道巡り
ムンバイといったら、ドアを閉めずに走る電車が有名ですが、それに加えて普通の電車も走っています。western line, central line, harbour line, trans harbour lineというのが、いわゆるローカルラインです。筆者はこのうち、western lineとcentral lineに乗りました。
このムンバイのローカル電車は一日900万人が利用しているそうです。そして驚くべきことに、これはインド国鉄の一日の旅客の過半数を占めるのだそうです。ムンバイでの鉄道利用が極端に偏っているのが伺えます。デリーにもメトロは走っていますが、混雑さも本数もクリアに違いました。それだけムンバイの人は電車を使うのがメイクセンスなのでしょう。
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アンデーリは郊外の大きな駅です。ここで切符を買って乗ります。10ルピーで中心街までいけます。インド人はモバイル乗車券を使っていました。自動券売機で買った切符がスマートフォンに入るみたいです。
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ムンバイの電車は乗り降りに最初とまどいますが、乗る、降りる、という意思を持って進めば大丈夫です。
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東京なみに混んでいます。奥に入ればいいですが、ドア近くだと押し出されてしまうかもしれません。実際一日に10-20人程度は電車から落ちるとか線路歩いていてひかれるとかの理由で死んじゃうらしいです。インド人は降りる一つまえの駅で立って、じわじわとドアまで進み、降りる用意をしていました。
もうひとつ、駅を紹介しましょう。チャトラパティシヴァージーマハラジターミナスです。
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この駅は、UKによって1887年に作られたヴィクトリア駅が原型ですが、UK支配の遺産です。
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ムンバイにはこの駅舎以外にも植民地時代の建物をそのまま使ってるものがあります。この駅もヴィクトリア駅だったものを1996年に改名したそうです。
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チャトラパティシヴァージーは17世紀にムンバイを支配していたマラーター王国の国王です。
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もう一つのターミナル駅がチャーチゲートです。
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写真はありませんが、チャーチゲートの駅前にはクリケット場がありました。
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チャーチゲートからはウエスタンラインがでています。ウエスタンラインに乗ると最初の2駅くらいまではマリーンドライブという海岸線を走ります。その後、ムンバイセントラル駅を通り、バンドラ駅につながります。
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バンドラは金持ちの住む西側の駅舎はこのようにちょっとおしゃれですが、その逆の東口はスラムです。金持ちエリアは駅前ではないので、実際には見ていませんが、ここバンドラは極端な貧富の差の象徴の場所だと思いました。
ウエスタンラインはそのむかし、筆者が初めて乗った路線です。仕事が終わって暗くなるまで時間があったので、午後3時くらいにアンデーリからチャーチゲートまで乗りました。その後アンデーリに戻るのですが、ラッシュアワーだったらしく、途中、どこの駅かは分かりませんが、ものすごい勢いで人が乗ってきて、向かい合わせの座席の前まで入り込んできてびっくりした覚えがあります。ドアはもちろんオープンのまま。これじゃあアンデーリで降りれないと思っても移動するわけにもいかず、ホームの駅名をよーく見て、次かなぁと思い、次アンデーリ?って隣の人に聞き、イエスと言ったので、そこで立ちました。すかさずその席には立ってた人が座るですが、立った自分はなかなかドアのほうに動けません。あたりまえですね、ドア開きっぱなしだから、無理に動いたら、ドア付近の人は落ちちゃう。電車がホームに入って速度が緩み、人が降り始めました。と同時に乗り込む人もいます。飛び降りざるえないので、えいっと降りたらまだ加速度結構あったみたいで足くじきそうになったのを覚えています。
我先に乗り降りすることはわが国では不道徳ですが、ムンバイではそうしないと一生電車に乗れません。怪我するかもしれないので、やりたくてやっているわけではないと思いました。同時に偽善者的道徳とかマナーは意味がないことを実感した瞬間でした。
さて、そのような思い出のあるアンデーリからはメトロとよばれる普通の電車に乗り換えることができます。東西に走るメトロはチャトラパティ・シヴァージー国際空港の最寄り駅であるairport roadも通ります。
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メトロは日本人的には普通の電車です。
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ドアも閉まるし、エアコン効いててすずしい。ウエスタンラインのアンデーリとセントラルラインのghatkoperガトコパーを結ぶ、連絡線の役割もありそうです。
乗る機会はあんまりないと思いますが、最後に表示の見方。駅にはプラットフォームごとに来る電車の時間と行き先、種別の表示がでます。列車はSlowかFastでSかFで表示されていました。行き先は終点の頭文字。各停のほうが空いてて、全部停まるので通過のリスクがないため、慣れるまではSlowのほうがいいと思います。
(Mar/2023)
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