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3行日記 2023-10-16

高架下に音楽を浴びに行った。暗闇というには各所から明かりが漏れるけれど、視覚より聴覚が優位になる場所で、高架下ならではの行きかう電車の音、金属の軋みが断続的に流れる中、チェロの音が圧倒的な質量を持って降り注ぐ。散漫になりがちな木管の音さえもどこかしら筋肉質に聞こえて、高架下は残響トンネル。

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