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自分の記録、スタート

これを書いているのは2021年の1月1日、午後9時半頃。2020年がスタートした時、自分のために日記をつけようと決意してからあっという間に一年経ってしまった。もう自分のだらしなさに笑ってしまうくらい。

しかし、2020はたいていの人がそうであるように、忘れがたい年だった。私にとっては、コロナだけでなく、いろいろと困ったことが起こって、不安や悲しみや怒りという負の感情と向き合うことがたくさんあった。できれば避けたいことのように思えるけれど、きっとこれから生きていく上で必要だったのかもしれない。まだわからないけれど。

とにかく、今日から自分の記録をしていこうと思う。三日坊主にならないように。たとえ間隔があいても、続けるように。自分に言い聞かせながら、これを書いています。短くてもいいから、自分をメモろう。

今日は、御節を食べ、なんと1月1日から原稿を書いて、夕方、お雑煮を食べた。新潟のお餅、鳥一の鴨、焼いたネギ、三つ葉だけ。出汁は昆布と鰹。味付けは塩のみ。

お雑煮の後は「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」。亡くなった父が毎年見ていた。私が一緒に見ているといろんな豆知識を教えてくれ、しまいには私もそれを覚えてしまって、父が言う前に私が言ってしまったり。知らないふりで聞いていればよかったなあ、なんて思う。私は普段、あまりクラシックは聞かないけれど、父が亡くなってから1月1日の夜は必ず見るようになった。テレビの前に座っていなくても、必ず流す。

今年は無観客。指揮はリッカルド・ムーティー。父と見ていた時も何度か彼がふっていた。スマホで調べてみたら、現在79歳。若々しいのは肉体と感覚を使う仕事だからだろうか。

前はなんとなくきれいな曲だなあぐらいにしか思わなかった『美しき青きドナウ』だけれど、今は心に染みる。

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