今からの時代に必要だと感じる「ニューコードNLP」について③ コード化について

前回の続きです。

一般的な西洋人の言語がコード化されているといいましたが、どのようなことかと言いますと、「コード化」とは細かく分けたものに名前を付けていくということです。一つの物(事)を認識するのに、細かく分解して見なければ理解ができないということです。私たち(ここでは日本で教育を受けた人とします。)も、普段使って生活をしているわけですが、今一度その概念に焦点を当てて物の見方、感じ方を分析してみませんか?

例えば、「リンゴ」ですが、リンゴと言えばどのようなことを思い浮かべますか?赤くて、丸くてシャリシャリした舌触り、甘くて木に実が生る。などが思い浮かぶかもしれません。まあ普通はそう思う人が多いと思います。(黄色いリンゴもありますが、赤で話を進めます。)

でも、でもですよ。リンゴのあの色を「赤」とするって誰が決めたのでしょうか。「誰が決めたかって。そう習ったし、あの色は赤に属する色でしょう!」木に実が生るって他にもあるけど「あの色で、あの形で、あの味がするのはリンゴ」だと、パッと見て誰もが意識するように私たちはインプットされているんですね。幼少のころ、赤いリンゴのカードを目の前に提示されて、「これは何?」「リンゴ」「そう正解。よくできました。」という具合に、これはリンゴなんだと意識しだすと、以後はリンゴは赤くて丸いやつとしか意識しなくなってしまいます。

実は、このようにコード化をして物を捉える概念を日本にもたらしたのは、諸外国です。もちろん、元々の日本もそのようにして物を認識していた部分はあると思います。しかし、日本人はもう少し違うとらえ方をしていたのではないでしょうか。この日本人の感性がこれから役に立つと実感しています。

めまぐるしく変化する時代になりました。一昔前の常識がこれから変わっていきます。画一的であった社会から多様性を求める社会になっていきますが、一つの概念にとらわれその枠から出ることができないと、自分で自分の首を絞め社会にいいように組み込まれていきます。

まずは西洋と日本の物のとらえ方の違いを認識し、日本人の感性を再認識して見ませんか?




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